おでんといえば、ぐつぐつ煮込んでアツアツを食べるもの……ですが、夏のおでんは煮込まなくてOK! ひんやり冷やしていただきます。煮込まなくてもしっかり食材に味がしみるのは、さつま揚げのうまみが出た煮汁のおかげ。ここにほかのたねを加え、冷蔵庫で冷やすことで、味がしっかりしみ込むというわけです。目にも鮮やかなトマトやオクラをほおばれば、だしのうまみがジュワ~。さっぱりとした一品で、夏の食卓をおいしく彩りましょう。
冷やし夏おでん
【材料】(作りやすい分量・4人分)
ゆでだこの足 200g、さつま揚げ 4枚、ゆで卵 4個、トマト 小4個、オクラ 8本、かぼちゃ 1/8個、結びしらたき 8個(約280g)、だし汁 5カップ、塩、みりん、しょうゆ
【作り方】
1.たこは1本ずつに切り分け、塩小さじ1/2をもみ込んで水で洗い、水けをきる。トマトはへたのまわりに包丁を入れてへたを除く。オクラはがくのまわりをそぎ取る。かぼちゃは1cm厚さのくし形に切る。
2.鍋に湯を沸かし、トマトを約10秒くぐらせて冷水にとり、皮をむく。同じ湯でオクラをさっとゆで、冷水にとってざるに上げ、水をきる。さらに、しらたきも同じ湯で4〜5分ゆでて湯をきる。かぼちゃは耐熱皿に並べてラップをかけ、電子レンジで約5分加熱する。
3.鍋にだし汁、みりん大さじ2、さつま揚げ、しらたきを入れて火にかける。煮立ったら弱火にし、しょうゆ大さじ1と1/2、塩小さじ1を加えて約5分煮る。
4.ボウルに移し、たこ、ゆで卵、2の野菜を加え、冷蔵庫で冷やす。※冷蔵庫で2〜3日保存できる。
(240kcal、塩分2.1g)
文=O子