ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください！闘う嫁のサバイバル術4話
もう、いい嫁キャンペーンは終了だ！ 結婚後に豹変したモラハラにしてマザコンの夫、そして嫁を召使い扱いするサイコパスな義母。ヤバすぎる親子にいびられ続けた嫁の逆襲が今、はじまる……！
Twitterで16万人以上のフォロワーから熱く支持されたmaronさんの痛快エッセイ『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』から、厳選エピソードを10回連続でお送りします。今回は第4回です。
※本作品はmaron、高田 真弓著の書籍『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』から一部抜粋・編集した無料試し読み連載です
モラハラ旦那編
私と服のサイズが同じになった中3娘と、洋服着まわせるねーってはしゃいでいたら「もう中学生なのに母親に甘えすぎだ！」と旦那が父親風を吹かせてきたので”超マザコンのお前が言うか⁉”と思いつつ、「……中身はまだまだ子どもだよ」と諭したら、怒って義母の元へ行ったので”ほらね……”となりました。
すぐ母親に泣きつくマザコンが偉そうなことほざくな！
私とやや反抗期が落ちついた中学生の長女は恋愛の話をしたり一緒に出かけたりと、思春期にしては仲がいいほうです。
まあ、旦那と義母の仲には負けますが。
ある日、長女とショッピングモールに行き、買い物や食事を楽しみ「ただいま～」と元気よく帰宅すると、旦那から「おかえり」の一言が返ってきません。
でも、“オレ怒ってるから気をつかえオーラ”を出してくることなんて日常茶飯事。
旦那を無視して、買ってきた洋服の確認作業に入りました。
「お母さん今度この服貸してね！」と無邪気にはしゃぐ娘。
この15年間いろいろあったな…… 無事にここまで育ってくれてありがとう……など、思い出に浸っていたその時です。
旦那が吐き捨てるように言いました。
「中学生なのに母親に甘えすぎ、気持ち悪い」
は？ 誰が？ お前にだけは言われたくないんだけど（笑）
と突っ込みたくなるのを抑え「中学生でも中身は子ども！ 数年も経てば親離れするんだから」と言うと、納得できない様子で同居する義母の元へ逃亡。
旦那は自分以外の人間が楽しそうにしているとイライラします。自分もかまってほしいのです。精神年齢は小5。中二病よりひどい。
義母が棺桶に入るまでパンツでも買ってもらってろ！
親離れについて語りたいなら、自分が親離れしてからにしましょう。
著＝maron、高田 真弓／『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』（KADOKAWA）
