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子どもも私もネット動画にハマり過ぎ!?動画のダラダラ見、なんとかしなきゃ!【ネット動画との上手なつきあい方】

  • 2020年8月13日
  • レタスクラブニュース


子どもに「動画ばかり見るのはやめなさい」といいつつ、ア○ゾンの海外ドラマにハマりまくっている編集部三橋です…。

ネットにはおもしろい動画がいっぱい。
ついダラダラ見続けて、生活の乱れにつながっていませんか?


家で過ごすことが多いとどうしても依存しがちな動画、上手なつきあい方を専門家に教えてもらいました!



教えてくれたのは▷高橋大洋さん
株式会社ミヤノモリ・ラボラトリー代表取締役。
研修講師、教材開発、執筆などを通じて「子育てとネット」領域での保護者や学校支援に取り組む。
著書(共著)に『学生のためのSNS 活用の技術』(講談社)。
2児の父。


■\もはやネット動画ゼロ生活は難しい時代に/


「最近は、就職活動中の学生に自己PR動画を提出させる企業も。
今や動画は見るのも撮るのも身近な存在になりました。

家庭によっては「子どもに見せない」という選択をすることもあるでしょうが、いつかは目にする日が来ます。
そのときにきちんとしたつきあい方を知らないのはかえって危険。

今後、ネット動画はますます大きな情報源になっていくでしょう。
子どもに限らず、大人も上手なつきあい方を模索していくことが大切です。」(高橋さん)



ネット動画との上手なつきあい方、教えて!

大人も子どもも、「分かっちゃいるけどやめられない」のがネット動画視聴。
誰もが思い当たるお悩みに、高橋さんが答えます。

お悩み1 「タイムスケジュールを決めたはずなのに、ダラダラ見ている小学生の息子。気になってバトルの毎日です」


■A.「やみくもに禁止する前に、どれだけ見ているとやるべきことができなくなるのか整理して」


子どもからすれば、ダラダラではなく集中して見ているのかもしれません。

問題なのは、「ネット視聴のせいで、やるべきことができていない」という状態。

限られた時間の中で、いつまでに何をすべきか、どれくらいならネット視聴に時間を割けるのか、押しつけではなく、子どもと一緒に決めることが大切。

親がいちいち口を出せない年頃になってから子ども自身が苦労しないように、時間の管理に徐々に慣れさせておきましょう。


お悩み2 「勉強やお稽古事の動画っていろいろアップされているけど、正直どうなんだろう?」


■A.「子どもの成長によい刺激となるような動画もたくさんあります」


ネット動画は理解するまで自分のペースで繰り返し見られるので、学習に向いています。

小学生のリコーダー練習から大人のための英会話まで幅広く活用したいもの。

いろいろな人が動画をアップしているので、自分のレベルに近い人のものを見て学べるのもメリットです。


お悩み3 「小学校高学年になったとたんに、コソコソ見るように。何を見ているのか確かめたくてモンモンとしています」


■A.「信頼関係を壊すので、履歴を見るのはおすすめしません」


親に隠し事をするのは成長のしるし。

勝手に履歴を確認して、問い詰めたり、あきれたりすると、子どもはプライドが傷つくし、話さなくなります。

親としては心配ですが、子どもにだって自分を守る警戒心はあるもの。

ふだんから、動画によっては違法行為や性犯罪被害につながる可能性があるということを、話し合っておくとよいでしょう。


お悩み4 「中学生の娘が勉強中に動画を流しっぱなし。そんなんで集中できるのか、見ていてイライラ…」


■A.「テレビのつけっぱなしなど、大人の生活習慣も見直してみましょう」


「テレビをつけっぱなし」という家庭もよくあるようです。

そんな環境ならば、子どもも「ダラダラ見ていても問題ない」と判断しているかも。

子どもにメリハリある時間の過ごし方を求めるなら、大人自身も「~ながら」生活をしていないか見直してみて。


お悩み5 「自分も気がつけばネット動画をハシゴ。ダラダラ見るのをやめたいのにやめられない!」


■A.「見始めたらやめるのは至難の業。〝きょうはとことん見る〟と割り切る日をつくっても」


ネット動画の連ドラやYouTubeなどの構成は、最先端のリサーチと技術が結集して、次から次へと見たくなるような作りに。

個人の意志ではなかなか太刀打ちできるものではありません。

割り切って、時間が取れる日しか見ない、もしくは1時間ものの連ドラではなく2時間きっかりでストーリーが終わる映画を選ぶなどの工夫を。


お悩み6 「せっかくだからおもしろい動画を見たいのに、空振りばかり。どうやって見つけたらいいの?」


■A.「SNSでチェック したり、ふだんから見たいものリストを作ったりしてみては」


好みが合う人のレビューをチェックするのもいいですが、感動した映画などをSNSでみずから発信すると、人からおすすめが集まってきて有効です。

また、「子どもが小学生になったら一緒に見る」など、長い目でリストを作っておくのも、将来の楽しみにつながります。

■\耳がイタイけど、やっぱり知っておきたい!/

【年代別】ネット動画との上手なつきあい方


■⭐︎2歳未満⭐︎
「基本的には避けましょう」
相手の反応を見て脳が育っていく、発達の大切な時期。

赤ちゃんからの発信に応じない動画は基本的にはNG。

大人と一緒に見るか、相手が応えてくれるビデオ通話などにしておきましょう。


■⭐︎幼児~小学校低学年⭐︎
「キッズ向けアプリで視聴を」
思わぬ動画にたどりつかないよう、大人が一緒に見るか、せめてNHKキッズやYouTube Kidsなどキッズ向け無料アプリを利用して、フィルタリングして。

スマホなどをテレビにつないで、必ずリビングで見ることを決まりにするのも一案。


■⭐︎小学校高学年~中学生⭐︎
「リスクについて話し合って」
大人の目をかいくぐって見られる年代。

衝撃映像や危険な誘惑が隠された動画にアクセスしないために、きちんとリスクを伝えておきたいもの。

そのためにも、ネットに関する最新知識を大人自身も学んでおくとよいでしょう。


■⭐︎高校生⭐︎
「深刻なトラブルに要注意」
行動範囲や金銭の自由度が上がる分、トラブルが深刻化することも。

高校生になったとたん、ネットとのつきあい方を子ども任せにするのは避けましょう。

つかず離れず、程よい距離感で見守って。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

むやみに罪悪感を持ったり禁止したりするのではなく、共存してうまく活用するのがいい、と知って、少し心が軽くなりました!
(編集部 三橋)


【レタスクラブ編集部】


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