こんにちは。「家事コツ研究室」はらぺこ研究員のFumiです。海外のSNSでは今、ある食材で作るフレンチトーストが話題になのだとか。卵、牛乳、砂糖の3つを用意しなくても、その食材1つでまかなえる、と注目されているようなのです。
ほかにも、フレンチトーストを食べたいけど「パンがない」「工程が面倒」と断念することも、わが家ではアルアル。そこで、そんな困ったアルアルを解決するレシピを3つ試してみました♪
まずは、海外のSNSでいま話題のフレトーから。卵液の材料がアイスクリーム1つだけという簡単レシピです。今回は、NHKテレビ番組『あさいち』でも紹介されたレシピをもとに作ってみました!
・アイスクリーム(溶けたもの)…適量※
・6枚切り食パン…1枚(バゲットなら1.5cm厚スライス4切れ)
・オリーブオイル…適量
※アイスクリームの分量は『あさいち』では不明でしたが100ml~くらいを目安にするとよいです
アイスクリームが溶けていない場合は、電子レンジ600Wで1分10秒ほど加熱して溶かします。
溶けたアイスクリームを平らな容器に流し入れ、パンを浸します。途中で裏返してパン両面にアイスクリームを染みこませます。
オリーブオイルを中火で熱したフライパンに、パンを投入。両面をこんがり焼いたらできあがりです!
バニラアイスはそもそも加熱せずに食べられる食材なので、「フレンチトーストの中まで火が通ったかな?」と気にせず焼けるのが◎。焦げやすいので、焼く間はちょっとご注意を。
さっそく、食べてみると…。外はカリッ、中はふわっ。浸す時間が短かったためか、内側は白い部分が残っていましたが、外側がカリカリ&濃厚なバニラ風味なので甘くておいしかったです。粉糖やメープルシロップをつけると、さらにスイーツ感がアップ。
実際に作ってみて、「アイス1つで卵液がパパッと用意できるのって、期待以上にラクかも」と感じましたよ。慣れてきたらアレンジもできそう♪
お次は「パンがない」というときのフレトーレシピ。こちらは野菜の生産・販売を行う株式会社村上農園さんがInstagramで発信した、おもちで作る1品です。では、作っていきましょう~。
・もち…2個(100g)
・牛乳…100g
・卵…2個
・砂糖…大さじ3
・バター…10g
耐熱ボウルに細かく切ったおもち、牛乳、砂糖を入れ、
電子レンジ(600W)で4分ほど加熱します。加熱時、ラップはかけなくて大丈夫でした。
ヘラなどで全体を混ぜ、なめらかになったら卵を加え、
さらに5分ほどよ~く混ぜます。ヘラで持ち上げるとリボン状に落ちるくらいになったらOK。
玉子焼き器にバターを弱火で熱し、バターが溶けたら生地を流し入れます。すぐにアルミホイルをかぶせて5分ほど蒸し焼きに。このときも焦げやすいので、ごく弱火がおすすめです。
フライ返しですくい、ペタンと1/2に折りたたんで完成です!
形を整えて皿に移してみると…。う~ん、これはフレトーというより巨大な卵焼きに見える!?
しかし、粉糖とメープルシロップをふると、なんとかフレトーに見えてきました(笑)。そして何より、味がスゴイのです!
食感はトロトロふわっふわ♡ フレトーのあの甘くて香ばしい味なんですよ。数時間後も、ふわふわやわらかい食感でした。息子に出すと「え?おもち?!パンだと思った」とびっくり。これはなんだか楽しい!
最後に、電子レンジやオーブントースターを使って、フライパンで焼く手間を省くレシピも試してみました。こちらは『山崎製パン』さんの公式サイトを参照。
まず、1/4に切ったパンを卵液に浸し、
クッキングシートの端をねじって容器状にしたものにパンを入れ、バターをちぎってのせ、電子レンジ(500W)で1分~1分30秒加熱。すると、ミルキーでぷるんとした食感の仕上がりに!
実は、山崎製パンさんのレシピは、1分加熱後にウインナーとチーズをのせ、さらに30秒加熱する、おかず系フレトー。電子レンジでシンプルに作ると焼き目がつかず、見た目はちょっと地味(!?)なので、こんなふうにおかず系フレトーにするのはありかも、です。
オーブントースターだと、上写真の仕上がり。こちらは、箱型にしたクッキングシートにパンを入れ、オーブントースターで焦げ目がつくまで焼いたもの。
外はカリッ、中はふわとろ食感で、今回作った4種類のフレトーのなかで家族の人気No.1でした!
フレンチトーストは「家庭の味」があるのかな~と思いますが…。いつもの材料がないときや手間をかけたくないときにでも、よかったらぜひ、試してみてください♪
写真・文/北浦芙三子