こんにちは。「家事コツ研究室」はらぺこ研究員のFumiです。近頃、なぜか息子ハマっているのが、ちくわの磯部揚げ。お財布にやさしくて助かるのですが、作るたびに天ぷら衣が余ってしまいます…。しかも、余るのが大量だったり、少しだったり。この衣、上手に活用したいものです!そこで、天ぷら衣の残量ごとに、人気の活用方法を3つ試してみました♪
調べたところ、天ぷら衣の定番リメイク方法のひとつは、天かす。材料の追加が不要だし、揚げ物をした流れですぐ作れるのがいいですよね。
作り方はまず、高温の油のなかへ、天ぷら衣をホイッパーで細かく振り落とします。薄く色がついて、カリッとしてきたらすくい上げ、キッチンペーパーの上において油をきります。これで完成!
今回はちくわとアジを磯部揚げにしたので、アジのくずれた身も混ざっています。味のアクセントになってよさそうですよね!
ただし、自家製天かすは日持ちがせず、1、2日で食べきるのが目安。使い道は、うどんや焼きそば、お好み焼き、お茶漬け、サラダ、みそ汁etc…。
めんつゆや塩で味付けして、青ねぎと一緒にごはんに混ぜ込み、おにぎりにするのもおすすめ!
握りたてならカリッと、少し時間が経つとふわっとして、天かすがよい仕事してくれますよ。もし、揚げ玉が使い切れずに余ったら、冷凍保存してもよいみたいです。
ほどほどの量で余ったら、チヂミ、お好み焼きにアレンジするのが人気のよう。
具材は野菜なら何でもOKです。分量は適当で、衣にほどよく絡む量を千切りにして混ぜ込みます。
生地ができたら、ごま油を熱したフライパンに薄く広げて流し込みます。「何作ってるの?」と息子も興味津々。
裏返して両面をこんがり焼いて、できあがり!
ポン酢を付けて食べると、息子2人からは「チヂミだ!」と思いのほか大好評でした。余り衣を残すことなく使い切れたし、チヂミに活用する方法、めちゃめちゃおすすめです!
子どもの頃、天ぷらの日は、母が余った衣でドーナツを揚げてくれた記憶があります。デコボコで丸っこく、甘くないドーナツでしたが、レシピはきっと適当だったはず…(笑)。
そんなドーナツ、調べていくと衝撃の情報にぶち当たりました!
なんと、てんぷら粉によっては「ドーナツに天ぷら粉を使用しないで」と表示されているものが!
このメーカーさんによると、小麦粉のグルテンが、生地を揚げる時に出る水蒸気などを風船のように閉じ込め、限界を超えると一気に破裂するため、「油がはねて、やけどをする危険がある」とのこと。
ほか、上写真の注意書きのように、他のメーカーさんのてんぷら粉では、ドーナツづくりにも使えるけど配合に注意が必要とのこと。ドーナツを作るならベーキングパウダーと砂糖を一定量以上加えるのがマストです。
油で揚げるお菓子を作るのは注意が必要なので、今回は手軽にできる天ぷら粉を使ったパンケーキを作りました。
てんぷら粉の大手メーカーさんのサイトなどでもレシピが紹介されています。
天ぷら衣は生地がサラッとした状態なので、ここに粉を足していきます。
上写真のように、生地をたらすとあとが少し残る状態になるまで、粉を足しましょう(目分量でもOK)。
ほか加える材料は、砂糖とマヨネーズのみ。直径約12cmのパンケーキ1枚につき砂糖は大さじ1/2、マヨネーズは大さじ1/4を目安に加えます。マヨネーズを加えることで生地がふっくら仕上がります。
あとは、油を熱したフライパンで両面焼いて、中まで火が通ればOK。焼き色がちょっと濃い目ですが、食べると外は「カリッ」、中は「もちっ」の食感でおいしい♪
甘さ控えめなので、シロップをかけたり、食事系のトッピングをしたりして楽しめそうです。
天ぷら衣が多めに余ったとき、ひとまずパンケーキにリメイクして焼き、冷凍しておくのもありかも!
どれも簡単にできるので、よかったら、試してみてくださいね。
写真・文/北浦芙三子 ※暮らしニスタの人気記事を再編集して配信しています。