今回の読めそうで読めない漢字クイズは「言質」をご紹介します。ビジネスの場でも重要な「言質」。正しく読めないと交渉がうまく進まないかも?!ぜひトライしてみてください。
「言質」とは、『後の証拠となる言葉』という意味で、同じような言葉に「言葉質」があります。これは「ことばしち」と読み、「言質」と同じ使い方のできる言葉です。ところが「言質」は「ことしち」でも「げんしつ」でもありません。
たしかに「質」は「しつ」や「しち」と読みますが、「げんしつ」や「げんしち」は読み間違えから広まってしまった「慣用読み」です。間違いとまでは言えないものの、特にビジネスシーンでは正しい読みを用いるのが望ましいでしょう。
「言質を取る」という使い方をしますが…さあ、わかりましたか?
ビジネスシーンで交渉を有利に進めるために重要な「言質」。言葉だけではなく、契約書や手紙などの紙媒体や電子メールでも「言質を取る」と言えます。しっかりと証拠を準備しておけば、トラブル回避にも役立ちますよ。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)、実用日本語表現辞典