全国に30万種類も存在するといわれている日本の苗字。今回の漢字クイズは、その中でも人口の1%にも満たない珍しい苗字である「両角」をご紹介します。
「両角」という言葉は「物体のふたつの角(かど)」を表す場合もあり、「りょうかど」や「りょうかく」と読みますが、今回は苗字の「両角」の一般的な読み方が正解です。
「両角」という名字の発祥は、長野県茅野市であり、全国の両角さんの半分以上は長野県にいらっしゃるそうです。
この地で武功を立て、主君から「両角」姓を賜ったのが始まりとされ、鎌倉時代の戦国大名武田信玄の家臣であった「両角虎定」という武将が有名です。
文献によっては、虎定の姓は「諸角」や「室住」と表記されているんだとか。
なんとなく予想がつきましたか?
「もろずみ」という読み方の由来は、発祥の地茅野市にある大泉山と小泉山のことを「両泉(もろいずみ)」と呼んでいたからとされています。「もろずみ」の他に、「もろかど」「もうずみ」「ふたかど」「りょうずみ」など、読み方の多い名字なのも特徴です。
まとめ/meiko 参考/実用日本語表現辞典