料理家キャリア45年、今年70歳になった大庭英子さん。暮らしの中で大切にしているのは「心と体の心地よさ」という大庭さんのシンプルな暮らしとは？大庭さんの最新刊『あっこれ食べよう！70歳ひとり暮らしの気楽なごはん』から一部抜粋してお届けします。
70歳になりました。暮らし自体は若いころから変わっていません。ずっと、いらないものはいらない、自分が必要とするものだけを身の回りに置いて、すっきり暮らしたいと思ってきました。
鍋もフライパンも調理器具も仕事で使うので点数は多く持っていますが、使いやすく気に入ったものばかり。基本的に道具は少なく、と思っています。
着るものも着心地のよい素材、デザインのもので、色も黒、白、紺。これも変わりません。
一日の過ごし方も。朝は6時に起きてコーヒーをたっぷりいれて、新聞を読み、ゆっくり過ごします。ベランダのオリーブの鉢植えに水やりしたり、メダカにエサをやったり。そのあと、朝ごはんを7時に。
▲コーヒーは大好き。ドリッパーはカリタ、コーヒーミルはボダム、電気ケトルはレコルト。ブランドにはこだわらず、シンプルで実用的なデザインのものを使っています。コーヒー豆は保存びんに移して。
お昼ごはんは12時、夕食は18時から19時くらい。寝るのは23時から24時の間。日付が変わらないうちに寝ないと、眠れなくなってしまうので…。
70歳の今、心も体も心地よさを大切にする毎日というと、とてもストイックな毎日のようですが、親しい人と外食するときなどは、もちろん別です。
お酒も家では飲みませんが、外でみんなと食べるときは、少しだけいただきます。晩ごはんのあとに、おやつをつまむことも。甘いものも大好きです。
これまで大きな病気もせずに、元気でこられたのは、規則正しい生活と食事のおかげかな、と、あらためて思います。
『あっこれ食べよう！70歳ひとり暮らしの気楽なごはん』大庭英子著 1760円／主婦の友社
身近な材料で、食べたいときにすぐ作れる。買い物もラク！フライパンひとつでできて、一皿で大満足なレシピなど88点を収録。70歳料理家のシンプルなライフスタイルと取り入れたいアイディアも満載です！
Amazonで詳しく見る
