脚がむくむ、腰が痛い、疲れやすい……。その不調は「歩きぐせ」が原因なのです。歩きぐせをリセットして、ふだん歩きをやせるウォーキングに変えるためには、体のゆがみを改善することが必要不可欠!そこで特にゆがみやすいの足指、骨盤、肩甲骨のうち、骨盤のゆがみチェック法をご紹介します。
上半身と下半身をつなぐ骨盤は、体の要。多くの筋肉や骨ともつながっているので姿勢の維持はもちろん、脚を出す、地面を踏む、蹴るなど、ウォーキングの動作には常に骨盤がかかわります。
骨盤がゆがめば当然、ウォーキングの質は下がってしまいます。しかし、役目が多いため負担も大きく、ゆがみやすいパーツでもあるのです。
一方に傾いているケースも多いので、バランスを整えましょう。
つま先をそろえるなどの意識をせずに立つ。写真のように両足のつま先が自然と正面を向いている人は、ゆがみは少ない。
両足のつま先がバラバラの方向を向いているのはゆがんでいる証拠。
1 あおむけになり、腕は左右に伸ばす。脚を上げ、ひざを90度に曲げる。
2 肩が床から浮かないようにして、ひざを床のほうに倒す。このとき脚が床につかない、もしくは左右のひざが離れてしまったら、ゆがんでいる証拠。最初のポジションに戻り、反対側も同様にチェック。
ウォーキングトレーナー 長坂靖子(ながさか・やすこ)
日本ウォーキングセラピスト協会代表理事。1985年ミス日本受賞。90年準ミスワールド日本代表のタイトルを獲得。ウォーキングインストラクター資格を取得し、ウォーキング講座を全国で展開する他、企業講演、雑誌、テレビ出演などで幅広く活躍。