髪を整えてもらうため普段から通っている美容院で、もしかしたら美容師側にとっては少し厄介な行動をしていることがあるかもしれません。意外と知らない「こちらの気遣いが逆にありがた迷惑になっていること~美容院編~」をまとめました。
美容院の「ありがた迷惑」行動については、以前『めざましテレビ』でも特集されていました。そこで美容師さんにアンケートを取った結果、"ありがた迷惑度55%"だったのが、「カットのときに美容師さんが切りやすいように頭を傾ける」でした。
美容師さんが髪を切りやすいだろうと思って頭を左右前後に動かす…これはおそらくけっこうな人数の方が経験しているのではないでしょうか。
この行動がありがた迷惑な理由を調べてみたところ、【ハサミが耳や頬などに当たり事故の原因になる】【両サイドの髪の長さが合わせづらくなる】、前髪カットに関しても【頭を下に向けた状態で切ると顔を上げたときに短くなる】などが挙げられます。
親切心で行ったことが、実は危険だったりすることがあるんですね。満足いかない仕上がりになったりするのもトラブルの原因になるので、カット中は美容師さんにお任せして、「頭を少し傾けてください」と言われたときはその指示に従うようにしましょう。
「シャンプー中に首に力を入れる」ことも、実はありがた迷惑になっている行動のひとつ。頭の後ろや首元を洗ったり流してもらったりする時、「持つの重いだろうな、大変だろうな」と首に力を入れて頭を持ち上げた経験、ありませんか?
この行動がNGな理由は、美容師さんはシャワーのお湯が飛び散らないようにシャワーヘッドを頭に密着するよう角度を調整しながら使っています。
そこでお客さんが首に力を入れて頭を上げるとシャワーヘッドと頭に隙間ができ、シャワーの水が飛び散ったり、首元に巻いているタオルが濡れてしまったりします。その結果、お客さんの首から背中へとお湯が伝って濡れたりすることがあるそうです。
実際に『めざましテレビ』で、頭を上げた場合と上げない場合とで首に巻いたタオルがどれくらい濡れているかを検証した結果、前者はタオルが広範囲に濡れていて、後者は全く水が濡れていませんでした。
髪型にリクエストがあるときや「これって…」と気になることがあるとき以外は、美容師さんにお任せしてリラックスして過ごしましょう。
まとめ/暮らしニスタ編集部