歴史のこと、政治のこと、環境問題のことなど、子どもに不意に質問されてうまく答えられなかった経験はありませんか?NHK「週刊こどもニュース」のお父さん役で人気を博し、わかりやすい解説に定評のあるジャーナリスト池上彰さんなら、どう答える?今回は「詐欺メール」への対処法です。
知らない人からメールが来たら、返事を出すなどの反応をしない。これが大原則です。
こういうケースでは、悪意のある人がコンピューターで自動的に組み合わせた何百万、何千万というアドレスに向けて、一斉に送っていることがほとんどです。
送る相手は子どもでも大人でもかまわない。とにかくたくさん送れば、誰か反応する人がいる。そういう人を言葉たくみにだましてお金を巻き上げたり、困らせたりするのが目的です。
中には「1000万円当たりました!」なんていう、とんでもないメールがあったりします。ビックリとワクワクで思わず反応してしまいそうですが、それが相手の狙いです。
残念なことですが、世の中には人をだまそうとする人がいるのです。だまされちゃったかも、と恥ずかしがっているうちに、どんどん被害が大きくなることもあります。
おかしいなと思ったら、身近な人に相談してください。自分だけで判断しないことも大切ですよ。