今回の漢字クイズは、難読漢字「希う」をご紹介します。希望の「希」に送り仮名が「う」。一体何と読むかわかりますか?
この言葉の意味は、『強く願う。切望する。やや古風な、また改まった言い方』。
あまり普段の会話で使うことはなさそうですが、ビジネスシーンや目上の方に対して使うことがあります。
例えば、『一層のご理解を希う次第です』と使いますが、「きう」とは読みません。
ではここでヒント!
実は、この言葉には何個か漢字表記があり、その中でも一番読みやすいのがこちら。
「乞い願う」
もうわかりましたね…?
語源は古典日本語の「こひねがふ」。漢字は「希う」「乞い願う」の他に、「冀う」「庶幾う」とも書きます。
なぜこの漢字?と思ってしまいますが、「希」「冀」「庶」「幾」という字にはそれぞれ「こいねがう」という意味があります。知らなければ読めないであろう難読漢字ですが、この機会に覚えてみてはいかかでしょうか?
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉(小学館)