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あえて「やらない」こと。わが家の防災対策

  • 2022年6月25日
  • 暮らしニスタ

こんにちは。探さない暮らし研究家の山田明日美です。

世界的にも災害が多いと言われている、日本。いつくるかわからない非常時に向けて防災用品を揃えているご家庭も多いと思います。しかし、備えるだけでは不十分なことが多いのも事実です。

今回は「やらない」ことで安心安全につながる、わが家の防災アイデアをご紹介します。

高いところにできるだけモノを置かない

地震などで落下し、ケガの恐れが高まるため、できるだけ大人の身長以上のところにはモノを置かないようにしています。リビングに飾っているオブジェは耐震ジェルで固定し設置。

高い位置にある観葉植物は、フェイクグリーンで鉢はプラスチックのもの。

落下しても破損の恐れがありません。被害を最小限にするため、高いところに置いている場合は軽くて鋭利でないものを選ぶのがベストです。

防災用品は仕舞いっぱなしにしない

まとめて押し入れなどで保管しがちな防災用品ですが、災害時にすぐ必要なモノって意外とあるもの。LEDランタン、ヘッドライト、テレビ付きラジオはリビングの棚に見えるように入れています。下の写真の赤線で囲んだボックスが定位置です。

拡大してみると…こんな感じです。

トイレにもLEDランタンを置いています。普段から使い慣れていると、いざというときも慌てません。

(右の白いのがLEDランタンです)

防災食は専用だけで揃えない

長期保存食は買い替えの頻度が少ないので便利。しかしながら、実際食べてみると、高価な割には量が少なかったり、味付けが濃すぎて食が進まないものもありました。

わが家では、普段食べなれているものを多く備えたローリングストックで7割、残り3割を長期保存食にしています。食べきることでフードロスにもつながります。

ペットボトルの水は一か所にまとめない

飲料水の備蓄は「分散収納」がおすすめです。スペースが限られた場所でもペットボトル数本なら保管ができます。

実は、家族がコロナ感染した際、自宅療養になったのですが、すでに個室に水のペットボトルを置いていたため、いちいち運ばずとも済みました。

わが家ではペットボトルのサイズや用途に合わせて置き場所を決めています。

買ったままにしない

開封せずそのまま保管されることが多い防災用品。一度は箱から出して説明書を読み、実際に使ってみるようにしています。例えば、100均で売っている1回分の非常時用トイレは、実際に使ったところ、袋の構造が「男性にしか無理」ということがわかりました。

使ってみることで、非常時にも慌てずにすみますし、「これじゃなかった」と無駄な買い物をしないことにもつながります。平時の際にご家族で商品レビュー会をぜひ。

まとめ

防災用品を用意するだけでなく、「いつでもどこでも安心に使える」ことを目指すことで、いざというとき、命を守る行動につながります。参考になりましたら幸いです。

文・写真/山田明日美

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