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海苔も、だし昆布も「常温」じゃダメなの?!乾物の保存法まとめ

  • 2022年6月16日
  • 暮らしニスタ

こんにちは!家事コツ研究員の三木です!

長期保存できて便利な「乾物」。乾燥させて水分を抜いて保存性を高めているので「常温」で保存して大丈夫だと思いがちですが、開封した“使いかけ”となると話は変わってくるようです。

今回は、家庭によくある乾物4品をピックアップ。使いかけのおすすめ保存法を紹介します。乾物の劣化をできるだけ防ぎ、最後まで食べきりましょう!

常温保存は「未開封」に限る

乾物の商品パッケージを見ると、ほとんどの商品に「常温保存」と記載がありますが、それは封を開けていないことが前提。開封した後に常温においていると、外部からの刺激で傷むことがあるんです…!

「だし昆布」「煮干し」「海苔」「きな粉」のおすすめの保存法を見てきましょう。

だし昆布は「冷凍」がおすすめ

●開封前の期限:約1年

だし昆布の賞味期限は1年ほどと長めですが、開封して空気に触れることで酸化が進み、味が落ちていきます。

キッチンのシンク下の収納や引き出しなど湿気の多い場所に保管すると、だし昆布にカビが生えて食べられなくなることも。

開封後のだし昆布は、湿気が少なく酸化しにくい「冷凍庫」での保管がベストです。

だし昆布を冷凍庫に保管する際は、必ず密閉できるジッパー付き保存袋に入れましょう。

そのほか、フタがスクリュー状でしっかり密閉できる保存容器、フタがついた瓶でもOK。ただし、金属製の容器は、だし昆布の塩分でサビる恐れがあるのでNGです。

煮干しは下処理&乾煎りしてから「冷凍」

●開封前の期限:約4~6ヵ月

煮干しは、乾物の中でも賞味期限が比較的短めです。商品によりますが、早いものだと未開封で4ヵ月しか持ちません。

そんな短命の煮干しは「空気」が大敵!開封後、空気に触れると酸化が進みます。煮干しが酸化すると生臭さが増し、かなり味が落ちてしまうことも…。

煮干しは、頭と内臓を取り除き、フライパンで乾煎りして脂を飛ばしておくと、酸化防止に!

乾煎した後は、煮干しをしっかり冷ましてからジッパー付き保存袋に入れて、冷凍庫へ保存しましょう。頭と内臓を取るひと手間で、青魚独特の臭みを抑えられます。

海苔は乾燥剤と一緒に「冷蔵」

●開封前の期限:約1年

パリパリの食感がおいしい海苔は開封後、しっかり密閉していないと湿気を吸ってすぐにシナシナになってしまいます。

開封した後も「パリっ」とした食感をキープするには、湿気をシャットアウトすることが重要です!

海苔はジッパー付き保存袋に入れてから、冷蔵庫で保存しましょう。保存容器だと空気に触れる面が多くなるため、あまり向きません。

また、保存するときは「乾燥剤」を一緒に入れるのがポイント!乾燥剤も入れて密閉することで湿気から海苔を守ります。乾燥剤を再利用する場合、膨張しパンパンになったものは除湿効果がなくなっているので、新しい乾燥剤や食品用保存用の珪藻土などで代用してください。

きな粉はピチッと密閉して「冷蔵」

開封前の期限:約6ヵ月~1年

おもちやアイスクリームのトッピングに使うことが多い、きな粉は、使い切れないランキングNo.1の乾物ではないでしょうか。未開封の状態であれば6ヵ月ほど持ちますが、開封後は約1ヵ月しか持ちません。

きな粉は空気に触れると酸化するだけでなく、ダニが発生する場合もあります。ダニは目には見えないほど小さいため、知らないうちに口に入ってしまう恐れも…。

最近はジッパー付きパッケージの商品も増えていますが、通常の袋の場合は小さめのジッパー付き保存袋に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。

ちなみに、砂糖と混ぜたきな粉は空気にたっぷり触れているため、より劣化しやすいです。使う分だけ砂糖と混ぜることをおすすめします。

開封後はできるだけ早めに消費を!

長期間保存がきく乾物ですが、湿気は大敵です。
雨の日が増えるこれからの時期、乾物の常温保存はとくに危険。引き出しやシンク下に置いておくと、カビやダニが生える恐れもあります。

使いかけの乾物は、湿気や空気から守れる正しい方法で保存し、ムダなく消費しましょう。そして、できるだけ早く使い切るようにしてくださいね。

文/三木 ちな

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