耳にしたことのある日本語でも、漢字にすると途端に読めなくなる言葉はたくさんあります。今週の漢字クイズは、読めそうで読めない漢字から2題ピックアップ。ぜひチャレンジしてみて!
1問目は「認める」という漢字。
普通に読めば、「みとめる」ですが、実はもうひとつの読み方があるんです。
認める=○○○める
この言葉の意味は、「書き記す」「食事をする」「整理する、処理する」「支度する」です。
正しい読み方、わかりますか?
「みとめる」と読むことがほとんどですが、意味によっては「したためる」と読むこともあります。
例えば…
・手紙を認める
「手紙をみとめる」だと意味がわかりませんよね。「書き記す」という意味で、「認(したた)める」と読むのが正解です。
目上の人との会話やかしこまった場で時折出てくる「認(したた)める」。うっかり「認(みと)める」と読まないように気をつけましょう。
2問目のクイズは、「焼」+「べる」で「焼べる」という言葉。
「焼」は、小学校4年生で習うおなじみの漢字です。
「肉を焼く(やく)」「焼き芋(やきいも)」「焼却炉(しょうきゃくろ)」など、身近でよく使いますよね。
よく知っている漢字でも、送り仮名に「べる」がくると、途端にどう読めばいいかわからなくなります。
ヤキベル?
ヤクベル?
ショウベル??
ヒントは、漢字のとおり、火に関係がある言葉。「燃やすために火の中に入れる」という意味があります。
「焼」の漢字を「く」と読むなんて驚きです。
「燃やすために火の中に入れる」という意味で、こんなふうに使います。
・暖炉で薪を焼べる
・焚き火で木や紙を焼べる
キャンプやアウトドアのシーンで使う可能性もある言葉。漢字と読み方をインプットしておきましょう。
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息抜きついでに気軽に学べる漢字クイズ。いかがでしたか?毎週、日曜日に更新します。次回もぜひチェックしてみてくださいね。
文/小林 樹 参考/デジタル大辞泉(小学館)