漢字クイズの時間がやってきました。よく耳にする日本語でも、いざ漢字になると読めない言葉はたくさんあります。今回は、木や植物を表す漢字を使った言葉からピックアップ。早速クイズを始めます。
調味料の「塩」と梅の木の「梅」を組み合わせた言葉です。
そのまま読めば「しおうめ」と読みそうになりますが、正解は正解のように感じてしまいますが、正しい読み方は異なります。
日常生活では、
「いい塩梅だね」
「これくらいの塩梅にしておきましょう」
などと使われます。
子どもの頃はあまり使わない言葉かもしれませんが、大人になるにつれて使うシーンが増える傾向に。
松竹梅(しょうちくばい)、梅園(ばいえん)と読むように、梅を「ばい」と読むことはみなさんご存知ですよね。でも、「塩」を「あん」と読むのは知らない人が多いのでは?
「塩梅(あんばい)」の意味を、デジタル大辞泉で調べてみたところ、4つの意味があるようです。
・料理の味加減
・物事の具合や様子
・身体の具合や様子、
・物事の具合や様子、程合いを考えて、程よく並べ、整えたり処理したりすること
「塩梅を間違えて、おいしくなかった」などと、料理の味加減に関してよく使われていますよね。
「塩梅(あんばい)」は若い世代はふだんあまり使わない言葉かもしれませんが、おじいちゃんやおばあちゃんはよく使っていた言葉では?懐かしくてほっこりしますよね。
松の木の「松」を使った言葉から出題します。
木の「松」に、「明」の漢字を組み合わせた「松明」。そのまま「まつあかり」と読んでしまいますが、正しい読み方はわかりますか?
ヒントは、時代劇や大河ドラマで見かけるアレ。夜や戦のシーンでよく登場します。
「松明」と松の漢字が先にくるのに、「まつ○○」ではなく「たいまつ」と読むのは不思議ですよね。
松明とは、松のヤニ(脂)の多い部分を枯れ草などと束ね、その先端に点火して照明に用いたもの。屋外の照明から、儀式や軍陣、葬送などに広く用いられていたものだそうです。
時代劇や大河ドラマなどの夜のシーンで、パチパチと燃えているアレが「松明」。覚えておくと役に立つかも!?
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次回の漢字クイズもお楽しみに♪
文/小林 樹 参考/デジタル大辞泉(小学館)、ブリタニカ国際大百科事典