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ほとんどの人が勘違い?! 「最強の入浴法」で心とカラダの疲れを癒そう♪

  • 2022年4月8日
  • 暮らしニスタ

「疲れがたまって、仕事や家事がはかどらない」「疲れを癒したいけど、なかなか時間がない」このようなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

疲れはその都度、しっかり解消していきたいですよね。今回は「疲れがとれる入浴法」を紹介します。

慢性的な疲れ…疲労回復したいけど時間がない!

季節の変わり目、コロナ自粛、新生活、終わらない家事・育児、忙しい仕事などなど。女性には、疲れが溜まる要因がたくさんあります。

さまざまな要因が積み重なってしまうと、疲れが取れない状態、いわゆる「慢性疲労」に陥ってしまいます。とはいっても「休んだりリラックスしたりする時間はない」という方がほとんどなのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが「疲れを癒す入浴法」です。入浴なら毎日していることですし、余計な時間をとる必要性はありません。毎日のお風呂の入り方を少し意識して変えてみるだけで、1日の疲れを効率的に取り除くことができますよ。

もともと、入浴には温熱効果という、心とからだをリラックスさせてくれる効果があります。また、水圧でからだが圧迫されるので、マッサージ効果も得られるのです。

このように、入浴では自律神経の働きを整えたり、リンパの流れをよくして老廃物質を取り除いてくれたりしてくれる効果が期待できます。

慢性疲労に効果的な入浴のキホン

慢性的な疲労には、どんな入浴法がよいのでしょうか。具体的に解説します。

1.疲労回復には「全身浴」

疲労回復のためには、半身浴よりも全身浴がおすすめです。肩までしっかりお湯に浸かることで、肩や背中のコリの原因になる冷えを解消できます。半身浴よりも短い時間で体全体が温まるため、忙しい毎日の中でも、取り入れやすいでしょう。

2.お湯の温度

お湯の温度は、38~40度くらいがちょうどよいとされています。なぜなら、この温度だと副交感神経が働きやすく、からだをリラックス状態に導いてくれるからです。

「熱いお湯じゃないと入った気がしない」という方もおられますが、42度以上のお湯に浸かると、逆に交感神経が活動して、興奮状態を作り出してしまいます。疲れをとることが目的であれば、38~40度くらいの、ややぬるま湯に入りましょう。

3.入浴時間

入浴時間は約20分くらいが最適です。これよりも短すぎるとお風呂の温熱効果が得られないですし、逆に長すぎると脱水症状になる危険性があります。

また、お風呂は入っているだけでエネルギーを消費しますので、長風呂はかえって疲労状態をつくり出してしまいます。

基本の入浴法+αで疲労回復効果アップ

入浴の基本をおさえた上で、さらに疲労回復効果を高めたいという方は、次から紹介する方法を試してみませんか。

1.湯船でミニストレッチ

湯船の中で軽くストレッチをおこなうと効果的です。入浴によって血流が良くなり筋肉がほぐされているため、関節が動きやすく、筋肉も伸びやすくなっています。

手足の指を開いたり閉じたりを繰り返す・肩や首をゆっくり回すなどの簡単なストレッチをおこなってみましょう。入浴中のストレッチは、入浴後のスッキリ感が高まるという報告がありますよ。

2.入浴剤やアロマオイルで気分転換

お財布に余裕のある方は、入浴剤やアロマオイルを使用するのもGOOD。なぜなら、入浴剤やアロマオイルに含まれている香り成分には、自律神経のバランスを整えたり、女性ホルモンのバランスを調節してくれたりする働きがあるからです。ぜひ、お気に入りの香りを見つけて入浴に取り入れてみましょう。

3.入浴後の冷えに注意

入浴後は、体が冷えないよう脱衣所や部屋の温度を少し上げておくのがおすすめです。

入浴後は、20分ほどかけてゆっくりと体温が下がりますが、室温が20度では入浴前よりも体温が下がってしまうことがわかっています。入浴によって、かえって体が冷えてしまうのです。

入浴後は素早く体や髪の毛を拭いて、あたたかい室内で過ごすようにしましょう。

また、入浴後に冷えた部屋に出ることで、温度差から心臓に負担がかかり、心筋梗塞などを起こしてしまうかも。これは「ヒートショック」と呼ばれる現象です。ヒートショックの予防のためにも、脱衣所や部屋はあたためておいてください。

慢性疲労には漢方薬もおすすめ

「疲れにくい体になりたい」「なかなか疲れがとれない」そんな方には漢方薬がおすすめです。

漢方医学での疲労は、ストレスによって気力が低下したり、血管の収縮などによって、血流が悪くなり、からだ全体に栄養分が行き渡らないことなどが原因と考えています。

漢方薬には気力や体力を回復させてくれるものがいくつもあります。

また、漢方薬は現在生じている不調を抑えるだけではありません。根本的な体質の改善を目指すものですので、ストレスや疲労に負けない体づくりを目指すことができます。

さらに、「健康のために、栄養バランスの整った食生活や、運動習慣を続けたい」と思っていても、実際に続けるのは難しいという場合でも、漢方薬なら自分の症状や体質に合ったものを毎日飲むだけです。そのため、手間なく気軽に継続できるという点もメリットです。

効果が認められている漢方薬でヘルスケアをしてみてはいかがでしょう。

<慢性疲労にお悩みの方におすすめの漢方薬>

●補中益気湯:別名「医王湯」ともいわれ、疲れにはこれ!という代表的な漢方薬です。名前の通りに生命エネルギーである”気”を補うことで疲労を回復します。。

●十全大補湯:術後や高齢者の方など、かなり体力が落ちている人におすすめの漢方薬です。疲労が強く顔色も悪い、皮膚が乾燥していて寝汗をかくこともあるというような、気も血もかなり不足している状態に用いられます。

●加味帰脾湯:精神的疲労が多い人に向いています。些細なことが気になる方、疲れているのに眠れない方にはぜひ試していただきたい漢方薬です。

ただし、漢方薬を選ぶときに重要なのは、その人の状態や体質に合っているか、ということです。うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。

どの漢方薬が自分に合うのかを見極めるためには、プロの力を借りるのがおすすめです。「あんしん漢方」などのオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

「オンライン個別相談」なら、AI(人工知能)を活用した漢方のプロが、お手頃価格で、一人ひとりに効く漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれます。スマホで完結するサービスですので、対面では話しにくいことも気軽に相談できますよ。

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毎日の入浴で疲れを癒そう

疲れを癒す入浴法について解説しました。お湯の温度や入浴時間、入浴方法(半身浴がいい、長時間浸かり過ぎない、寝る直前は避ける)など、普段から意識して入浴してみてください。少しの工夫で疲れが取り除けますよ。

また、どうしても疲労がとれないという方には漢方薬もおすすめです。気になった方は、ぜひ専門家に相談してみてください。

<この記事を書いた人>

薬剤師 中山 歩実
大学病院、市立病院での勤務を経て、長期療養型の病院へ転職。なかなか改善しない症状に対し漢方を使ったサポートを実施している。
さまざまな病気の段階の方と接する中で、正しい医療情報を得ることの難しさを痛感し、ライター活動を開始。がんや感染症、生活習慣病など幅広い疾患や薬についての記事制作を担当。「誰もが自分のからだを労れる社会」を目指し、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。

▶あんしん漢方(オンラインAI漢方)

 

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