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Vol.3 きらきら@明治神宮その3

  • 2015年7月7日

 夏至前の朝5時半に起床、7時半から外苑前→表参道→明治神宮の森を散歩中♪

 人影まばらな道を15分ほど。本殿に着き、清めようと手水舎(ちょうずや)に立寄った瞬間、目をみはりました。誰もいない水場に整然と並べられた柄杓、湛える澄んだ水、映り込む青もみじ、敷き詰められた小石を濡らす水の音など、このほんの二畳ほどの手水舎の空間に、私が今逢いたいもの全てが納まっていたのです。

夏至間近の朝7時半

 (ありがたい…)こぼれた声に心が振り返る不思議。

 お参りをしてちょっと座りたくなって日陰を見渡すと、人影が。30〜40代の女性が二人ほど、それぞれ出勤前の気持ちを整えています。彼女の時間がそこにありました。その中に私もほどよい空間をとって座りました。

ブランドショーウィンドウ

 誰とも話さない…それは決して『孤独』ではなく、自分を俯瞰する静かな余白。東京でもなく、2015年でもなく、悠久の時空に向き合ってリセットするほんの10分。一人立って、また一人女性がやってきて違う場所に座りました。私も少し後に席を離れました。

 (そのままの私でいい。さ、今日もがんばろ)

 さて帰り道。『清正の井戸』に立ち寄るべきか迷っていました。

 数年前「ここの井戸の写真を待ち受けにしたら良い仕事が舞い込み、運気がアップした」と紹介した有名人の一言で最長6時間待ちの行列大ブームになった清正の井戸。でも最近ネットでは「井戸の効果に疑問あり?!」との口コミが目につきます。

 気持ちの良い場所、と感じたらそこが私のパワースポット。

 そう思えなくなったら場所も人同士も疎遠になっていくのでしょう。

 足の向くまま井戸を訪ねたら、もう誰も並んでいませんでした。

 なのに、初めて井戸が「待っててくれた」ように感じました。

 この日の水が今までで一番美しく、底に眠る宇宙がきらきら呼吸して、やっぱり今年も来てよかったと思えました。

 7月19日の横浜赤レンガ倉庫での夕涼みコンサートでは毎年浴衣を着ますが、木綿に袖を通す心地よさがいつも新鮮です。

 この風に乗って、あなたと爽やかな音の出会いができますように♪

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