観葉植物として人気を得ているコーヒーの木。育てようかと悩んでいる方に向けてコーヒーの木の魅力をご紹介します。そして、育てたならそれでコーヒーを淹れてみたい。そう思っている方に向けてコーヒーの淹れ方をご紹介します。
ブラジルなどの熱帯地域で栽培されることが多いコーヒーの木ですが、最近では観葉植物としても人気を集めています。ジャスミンのような甘い香りを放つ白い花が咲き、実の色が緑から赤、黄色と変化する様も楽しめます。
また、比較的初心者でも育てやすい木であることも人気の1つとなっています。
観葉植物としても人気のあるコーヒーの木は約2~3年経った春先で白い花を咲かせ、2、3日でしぼみます。受粉数ヶ月で実がつき、緑から赤へと変わります。
種子は固い外皮とジェル状の果肉からなっており、果肉の下には象牙色の固い内果皮があります。赤い果実になったら収穫する頃合いです。
コーヒーの果実は皮を剥き、種を取り出します。種以外の果肉と種はコーヒーで用いることはないので、観葉植物の肥料などに再利用してみてはどうでしょう。
種は半日近く水に漬け込んで、表面のぬめりを落としていきます。漬け込んだあとは水洗いし、表面についている果肉を完全に落とします。
洗ったあとは、外側の殻がついた状態のまま2週間ほど乾かします。乾かしたあとに、パーチメントと呼ばれる外側の殻を取り除きます。
小型焙煎機もありますが、七輪などを使っても行うことができます。弱火でコーヒーの豆を5分ほど温め、白っぽいものや黒っぽいもの、割れている不良豆を取り除きます。それから、片面だけ焦げることのないように回転させながらゆっくりと焙煎します。豆の皮を取り除きながら、30分ほど焙煎して光沢がでてきたら完成です。あとは、3日ほど置いておきます。
花や果実が美しく観葉植物として人気のコーヒーの木ですが、自分でコーヒーを淹れてみるのもまた違った楽しみ方です。時間があれば、ぜひ試してみてください。
※トップ画像はPhoto by HkRさん@GreenSnap