今回の記事では、観葉植物の液肥にスポットを当て、正しい使い方などについて詳しく解説していきます。観葉植物を育てていく上で液肥の使い方について疑問のある方はぜひ参考にしてみてください。
液肥は植物の株元に与え、根から吸収させるのが基本です。希釈した液肥を葉の上からかけてしまうと、すぐに水分が蒸発して濃度の高い液肥が残留し、葉や花にシミができたり傷んだりする原因となるので注意しましょう。ただし、葉面散布してもよいと記載されているときは葉の上からかけても大丈夫です。
液肥は雨の日や雨上がりに与えると、成分が流れてしまって効果がなくなるので、避けるようにしましょう。土の表面が乾いているときに与えるのが効果的です。晴れた日も、水やり後ではなく水やり前に与えるようにしましょう。
液肥の量は、鉢土全体がまんべんなく湿って鉢そこから少し流れ出るぐらいにたっぷり用意しましょう。液肥は速効性に優れているので、与え過ぎは禁物です。濃い液肥を少ない回数で与えるのもNGです。植物の状態を見ながら薄い液肥を回数多く与えるようにしましょう。園芸書などに「薄めの液肥を与える」と書いてあるときは、水の量を変えずに原液の量を減らしましょう。
液肥に有効期限はありません。しかし、長期間直射日光の当たる所に置いたり、キャップをしっかり閉めないと成分が変化することもあります。保管に注意しましょう。希釈したものは保管せずに使いきりましょう。
液肥は植物の状態に合わせて適切な時期と使用量を守らないと、逆効果になってしまいます。植物が弱っているときに速効性の肥料は逆効果です。肥料を与える前に生育不良の原因を探るようにしましょう。
観葉植物の液肥について詳しく紹介しました。植物の状態を見極め、きめ細やかな管理をするように心がけましょう。
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