みなさまこんにちは。モルモリカです。
暑さに負けず、元気に育つバジル。
暑さで食欲が落ちたときにも食欲増進効果があり、ちょこっとあると重宝しますよね。
バジルを長く収穫するには、切り戻して枝数を増やすのがコツ。
切った葉茎を利用して、さし芽で増やすのもかんたんですよ。
●収穫をかねて切り戻しを
バジルは栽培がかんたんで、ベランダでも育てられます。
利用するたび必要な分だけ収穫できるので、無駄なく使えるのがうれしいところ。
ただし、先端の数枚の葉だけを収穫していくと、ヒョロヒョロした株姿になったり、葉数が少なくなったりしてしまいます。
ときには、株元から2~3節の位置で、思いきって切り戻してやりましょう。
切り戻したところから分枝し、枝数が増えて、長く収穫することができます。
●追肥を与える
バジルは長く収穫できるので、肥料分が不足することがあります。
ぐんぐん伸びて、たくさん収穫している時期は、液体肥料を与え、肥料分を補ってやりましょう。
ただし、本来ハーブは、肥料は少なめで育つ植物。
一般の草花の希釈よりも、薄めでOKです。
●さし芽のコツ
バジルは、さし芽で増やすのもかんたん。
気温が高い時期は、すぐに根を出します。
初心者さんも、ぜひ、挑戦してみてください。
コツは、よく切れるハサミを使ってさし穂をつくること、
さし床にさす前に、十分に水を吸わせること!
さし床とは「さしどこ」と読み、さし芽に使う土のことです。
肥料分のない、清潔な用土が適しています。
専用の「さし木用の土」「さし木用土」なども市販されていますが、
小粒の赤玉土、バーミキュライト、鹿沼土などを配合してもGood。
さし芽をしてしばらくして、新芽が伸びてきたら、しっかり根が出たサイン。
ポットに上げて、苗を育てましょう。
●バジルのさし芽の手順
1)バジルの葉茎を切る。
2)先端のやわらかい茎のところは利用し、
茎が太く、しっかりしている部分をさし芽に使う。
3)2節(ふし)分の葉を落とし、コップの水に30分くらい入れ、よく水を吸わせる。
4)さし床に、割りばしなどで穴をあける。
5)さし穂を土にさし、根元を軽く押さえる。
6)葉が重ならないようにさす。葉が大きいものは、水分の蒸発を少なくするために、半分くらいにカットするとよい。
直射日光に当らない場所で、土が乾燥しないように管理を。
ちなみに……
バジルは、水さしでも発根します。
「水さし」とは、水にさす……つまり、水に活けておくだけの方法。
料理用に購入したハーブも、水に活けておくだけで、数日すると根が出てきます。
それを鉢に植えれば、立派な株に育つので、冷蔵庫でしなびさせる前に、ぜひ挑戦して!
暑い時期は水が悪くなりやすいので、毎日、新鮮な水に変えることがポイントです。