海外で愛車サイクリングも夢じゃない。
先日開催された「サイクルモード東京 2025」で見つけたのは、世界最小の折りたたみ自転車を謳う、CARACLE(カラクル)の「CARACLE-Sシリーズ」。
折りたたむと市販のスーツケースに入るほど小さく、重量は10kg未満と持ち運びやすさ満点なんです。
CARACLE-Sシリーズは、20インチの折りたたみ自転車。組み立ててこうして見ると小さく折りたためるようには見えない頑丈なつくりなのですが、ペダルをとって関節をたたんでいくと……
ものの数十秒で、こんなに小さくなりました。
サイズは、高さ65cm×幅47cm×奥行き33cm(451シリーズは例外)。三辺合計158cm未満の市販スーツケース=飛行機の預け入れ荷物のサイズ感に収納可能なので、旅先に持って行くことだってできちゃいます。
たたんでいる最中の様子ある意味デリケートなつくりの自転車だからこそ、ソフトケースや袋での飛行機積載はリスク大。でも、しっかり覆って衝撃からも守ってくれるスーツケースに入るのなら、積載の過程である程度大雑把な扱いをされても安心かと。さらに、折りたたむと比較的デリケートな部品が内側にくる仕組みなんだとか。
しかも、折りたたみ自転車でいながら走行性能も抜群。ホイールベース(車両の前輪軸と後輪軸の間の距離)が、106cmと多くのロードバイクより長く安定感バッチリです。
スーツケースに入るということは海外旅行はもちろん、国内なら旅先で一旦コインロッカーに預けておくとか、新幹線の足元に(邪魔にならないように)置いて運ぶとか活用方法は無限大。
ソフトケースや袋で長距離移動となると気苦労が多そうだけど、これなら移動も手軽です。何より、旅先でも“自分の自転車”で移動を楽しめるロマンを感じました。
もう一つ同じCARACLEのブースで見つけて面白かったのが、片手でひょいと持ててしまう「CARACLE-COZ」。カーボン製のフレームを使ったこの「105R7100」モデルは、約7.8kgと超軽量。
おりたたむと高さ71cm×幅88.5cm×奥行き33cmと、先に紹介したCARACLE-Sシリーズよりはひと回り大きいもののコンパクト。それでいて、「折りたたみロードバイク」と呼べるほどの性能を兼ね備えています。
スーツケースには入らないにしても、折りたたみ自転車の場合「専用の袋に収納したものなら電車内持ち込みOK」という話もあったので、これなら国内旅行にも重宝します。
CARACLEの折りたたみ自転車、実は創業90年以上の大阪の会社というのも、買った後まで安心なポイントでした。
Photo: mio, Source: CARACLE