桜、ただ撮るだけじゃもったいない。
iPhoneの最新機能を使えば、めちゃくちゃ綺麗に撮れますよ。
いよいよお花見シーズン到来。満開の桜を、少しでも綺麗に撮りたいものです。
そこでおすすめなのが、新しく搭載された「フォトグラフスタイル」。iPhone 16とiPhone 16 Proで使える、写真の色味やトーンを調整できる機能です(こちらの記事で詳しく紹介しています)。
フィルタのようにガラリと写真の見た目を変えてしまうのではなく、色味を強めたり、抑えたりして、被写体本来の美しさを引き出せます。
桜のように、美しい色彩をもった被写体には最適。iPhone 16 Proで使ってみました。
今回は、東京での桜の開花宣言翌日に撮影を行ないました。そのため、咲き乱れるような桜の写真は撮れませんでしたが、きっと満開のタイミングでの撮影の参考になるはずです!
まずは、ソメイヨシノです。薄いピンク色が綺麗な桜で、まだ蕾もあって今ならではの可愛いお姿。
オリジナル画像カメラを向けて撮ってみますが、そのままでは暗くて味気ない。せっかくの綺麗な白と淡いピンクが目立ちません。
そこで、フォトグラフスタイルを使ってみると、こんな感じになりました。
フォトグラフスタイル適用フォトグラフスタイルは、撮影中、または撮影後に使えます。撮影時には、右上にある、真ん中に点のある四角いアイコンをタップ。撮影した写真に適用するには、編集ページに入り「スタイル」を選びます。
フォトグラフスタイルを立ち上げると、雰囲気の異なる複数の効果が表示されるので、好きなものを適用しましょう。
今回は、白が美しく映え、ピンクの色味も強調できる「エーテル」という効果を選んでみました。
コントロールパネルをタップして、より細かい調整もしています。
オリジナル画像 フォトグラフスタイル適用近づいて撮った写真は、より白を映えさせられます。
オリジナル画像 フォトグラフスタイル適用「鮮やか」という効果で桜のピンクを強調。
オリジナル画像 フォトグラフスタイル適用 左: オリジナル画像 右: フォトグラフスタイル適用こちらは「自然光」という効果を使って少しノスタルジックな雰囲気に。
そのまま撮っただけではいまいちな写真が、納得の出来栄えに生まれ変わりました。感動。
河津桜も発見。鮮やかなピンク色を、フォトグラフスタイルでさらに引き上げてみます。
オリジナル画像 フォトグラフスタイル適用接写してみた花を、「アンバー」という赤みが強調される効果を使い、さらに色鮮やかにしてみました。
左: オリジナル画像 右: フォトグラフスタイル適用桜全体を写した写真は、暗くて見にくかったので、ピンクの色味を上げて明るく。
オリジナル画像 フォトグラフスタイル適用ピンクが際立つ「クールローズ」の効果を使用。
オリジナル画像 フォトグラフスタイル適用こちらの写真は「ドラマチック」という効果を使い、思いっきり発色をよくしてみました。
高画質なiPhone 16。桜を撮るだけでも楽しいですが、鮮やかで、納得の写真に仕上げられると、お花見が何倍も楽しくなりますよ。
今週末か来週頭が見頃になりそうなので、ぜひ試してみてください。
最後に一点注意点を。写真のフォーマットを「互換性優先」にしているとフォトグラフスタイルの編集ができず、RAW撮影にはそもそもフォトグラフスタイルを使えないので、使う際はまずそこをチェックしてみてください。
Photo: 小野寺しんいち, Source: Apple