黄金比デザインの撥水レザートート「NIST AIR」を使ってみた

2025年2月2日の記事を再掲載しています。

こちらは「かいサポ（お買いものサポーターチーム）」が編集・執筆した記事です。

本革バッグはプロフェッショナルな印象を与えるビジネスツール。でも実際に取り入れて見ると、重さや急な雨での扱いづらさ、カジュアルな装いに合わせたときの違和感が気になります。黄金比に基づくミニマルデザインが特長的な「NIST AIR」なら、重量わずか590g。撥水レザーを採用することで、本革バッグの弱点をスマートに克服しました。

イタリアンレザーならではの気品を保ちながらも、13インチのノートPCもすっきり収まる実用性を兼ね備えた本革トートはmachi-yaでプロジェクトを展開中の逸品。こちらのプロダクトを試してみたので、その際に発見した魅力をお伝えしていきます。

素材の魅力が活きるミニマルデザイン

洗練の極みともいえるデザイン美が印象的な「NIST AIR」。装飾を極限まで削ぎ落としたルックスは、見る人の美意識を静かに刺激します。この美しさの秘密がどこに潜んでいるのかを突き詰めてみると、古代ギリシャの時代から「最も美しい比率」として知られる黄金比を巧みに取り入れた設計にありそう。

同じミニマルデザインでも、どこか無機質になりがちな昨今のトレンドとは一線を画す温かみが感じられますが、こちらはイタリアンレザーならではの表情豊かな質感が演出するものです。

こちら、イタリアの名門タンナーが手掛けた上質なレザーを贅沢に使用しています。突然の雨にも慌てることのないよう撥水加工が施してあるとのことですが、イタリアンレザー本来の艶めく表情と、しなやかな質感はまったく損なわれていません。

カラーバリエーションは、ビジネスの信頼感を表現するブラックと、遊び心を感じさせるオレンジの2色展開となっています。特にオレンジは、イタリアンレザーの深みのある発色により、派手すぎない大人の品格を纏っています。

軽量にして大容量

重たい革バッグに慣れ切っている筆者。「NIST AIR」を手に取った瞬間、ショックを受けるほどの軽やかさでした。実はこちらのビジネストート、従来の革製品では避けられなかった「重さ」という課題に真っ向から挑戦。なんと590gという軽量化を実現しているんです。

こんなに軽いのに、オフィスワーカーの必需品ともいえる13インチPCもすっぽり収まる収納力を備えています。横幅39cmというサイズ感は、混雑した電車内でも周りに気兼ねなく膝の上に置けるように…と考慮してのものです。

内部に備わったフルレザーポケットは、スマートフォンや財布といった必需品が紛れないようにするのに一役買ってくれます。ポケットが多すぎるビジネスバッグにストレスを感じている方には、これくらい潔い設計のもののほうが使いやすいのかもしれません。

コンパクトながら、水筒やA4書類なんかの必需品をたっぷり収納できるので、仕事使いで困ることはほぼないんじゃないでしょうか。

細部にまで宿る職人技

天面フラップが中身を巧みに隠してくれるため、トートバッグで発生しがちなだらしない印象を払拭します。

底面には職人技が光る5本の底鋲を絶妙な配置で施し、置いたときの自立性も抜群でした。これなら会議室のテーブルの下や、カフェで作業する脇でも、バッグが自分の居場所を心得ているかのように佇んでくれそう。重さを感じさせない見た目なのに、必要な容量と機能は抜け目なく備えていて、控えめにして頼もしい存在です。

スーツスタイルはもちろん、休日のカジュアルなファッションにも自然体で溶け込むのも魅力。これぞミニマルデザインが持つ本来の力です。

熟練の日本人職人による丁寧な縫製は、長く使うほどその価値が実感できそう。環境認証ISO14001を取得した革工場との協業は、品質へのこだわりだけでなく、サステナビリティへの真摯な姿勢も物語っています。見た目から機能性、製造プロセスと、隅々まで好印象な「NIST AIR」。そのさらなる魅力の解説が、以下のWebページに網羅されています。

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Photo: 山田洋路

Source: machi-ya