Samsung(サムスン)のスマートフォンといえば、冬のフラッグシップ、夏の折りたたみ。Galaxy S25シリーズはすでに発売されたので、噂市場はもっぱら折りたたみへ。今年はGalaxy Z Fold 7とGalaxy Z Flip 7のリリースが期待されています。が、盛り上がりには欠けるかも。
今夏リリースが期待される折りたたみスマホGalaxy Z Fold 7。ネタ元9to5Googleの噂情報を見ていると、目玉になるような大きなアップデートは期待できません。
噂で出ているのは、ヒンジの改良(これで画面のシワがさらに軽減される可能性)、カメラの画質UP、防水防塵性能の強化。この中だと、折りたたみ端末だけに防水防塵強化が最も期待したくなるところでしょうか。
端末デザインとしては、より薄く、ディスプレイはより大きくなると言いますが、実はこれ去年の既存モデルがベースという説があります。
Galaxy Z Fold 7の薄さ&画面サイズのベースとなるのは、去年発売の既存モデル。そう聞くとちょっとガッカリしますが、これは韓国だけでリリースされた特別モデル「Galaxy Z Fold 6 Special Edition」。通称、Galaxy Z Fold 6 SEです。
Galaxy Z Fold 6 SEは、グローバル販売されているGalaxy Z Fold 6の上位互換モデル。Galaxy Z Fold 6よりも薄く、軽く、ディスプレイはメインもカバーも大きいのが特徴です。これがそのままGalaxy Z Fold 7としてスライドされるなら、ハードとしては派手さはないマイナーアプデということに。防水防塵機能と合わせて手堅いアップデートと言うこともできますね。
9to5Googleの報道では、バッテリーは4,400mAhで据え置きとのこと。Galaxy Z Fold 3からずっと据え置きされているようです。が、昨今、電力効率も上がっているので、バッテリーサイズだけで端末のバッテリー持ちや使い勝手は語れないのが難しいところ。ただ、サムスンもGalaxy AIを全面に押し出してAI機能フルコミットしているので、バッテリーは大きいほうがいいけれど…。折りたたみの難しさかな。
正直、去年のGalaxy Z Fold 6にも目玉と言えるような大きなアップデートは見られませんでした。そう思った人が多かったのか、セールスも振るわなかった様子。Galaxy Z Fold 7は初期出荷台数をカットするという噂もあります。
折りたたみスマホは一般普及のスピードはゆっくりなものの、真新しさはもうありません。新たな層にリーチするため、折りたたみバジェットモデルや三つ折りスマホの話が出ています。
折りたたみスマホの基本モデルGalaxy Z Fold 7、今年は主役のスポットライトの年ではないのかもしれませんね。
Source: 9to5google
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