「2032年に地球にぶつかるかも」隕石、月が盾になる可能性

  • 2025年2月18日
  • Gizmodo Japan

「2032年に地球にぶつかるかも」隕石、月が盾になる可能性
Image: Shutterstock.com

小惑星「2024 YR4」。今もっともホットな星と言っていいでしょう。

だって、8年後の2032年に地球に衝突するかもしれないんですから。ただし、最新予測では、月に衝突する可能性もでてきました。

地球から見えるかも?

現在の観測データによると、2024 YR4が2032年12月に地球に衝突するリスクは1.2%ほど。仮に地球に衝突した場合、その衝突エネルギーは8メガトン。これは広島原爆の500倍に当たり、1つの都市を消滅させるだけの威力があります。

しかし、地球ではなく月に当たる可能性もあります。

調査を進めるアリゾナ大学のカタリナ・スカイサーベイのレポートによれば、2024 YR4が月に衝突する可能性は、地球のリスクよりは低く、0.3%。月に衝突した場合、広島原爆の340倍のエネルギーが放出されると予測。その場合、地球からもその衝撃が見えるんですって。

月のうさぎクレーターはどうなる?

地球からも見える衝撃とはいえ、もちろん月が消滅するようなことはありません。

月における2024 YR4衝突の影響は2キロサイズのクレーターが新たに出現する程度と予想されています。月のうさぎであるプロセラルム盆地は直径3000キロもあるので、うさぎにとっても(衝突による直接的な)大きな影響はなさそう。

上手い位置にクレーターができれば、臼から飛び出すお餅に見えて、より躍動感のあるお餅つきになったりして…。

Source: Space.com

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