「詰め放題」が太っ腹すぎてイナズマ級の衝撃!「ブラックサンダー ワク ザクファクトリー」は大人も楽しい工場見学施設だった

  • 2025年5月25日
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1994年に誕生し、今年で30周年を迎えるチョコレート菓子「ブラックサンダー」。その製造の裏側を初めて一般公開する工場見学施設「ブラックサンダー ワク ザクファクトリー(以下、ワク ザクファクトリー)」が、有楽製菓の豊橋夢工場内に5月27日にオープンします。

 

メディア向け先行内覧会が5月20日に開催されたので、一般公開に先駆けて取材してきました。同施設の目玉は大きく分けて二つ。全長約71.5メートルに及ぶ「工場見学通路」と、約80種類もの豊富な商品ラインナップをそろえる「ワクザクSHOP」です。単なる工場見学の枠を超えた、総合エンターテインメント施設としての完成度の高さにビックリしました!

↑ブラックサンダー発売30周年記念プロジェクト「30の楽雷(らくらい)」の目玉企画として注目を集める同施設。

 

超ビッグサイズ! ブラックサンダーの「門」がお出迎え

JR新所原駅から徒歩約24分、車では豊橋駅から約30分の立地にある「ワク ザクファクトリー」。施設に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは高さ3メートル超の巨大な門「スーパーブラックサンダー」です。通常サイズの300倍ということで、すさまじい存在感! ビスケットのザクザク感やチョコレートの質感も再現されていて、思わず触りたくなります。

↑写真左奥部分に4つの穴が開いており、顔を出せるようになっています。ブラックサンダーと一体化した写真を撮れます!

 

↑「スーパーブラックサンダー」の内部。チョコレートとクッキー部分とで、粒度の異なる素材を使う徹底ぶりです。

 

同社経営品質部の牧宏郎さんの案内で、工場見学通路から見て回ることに。「スーパーブラックサンダー」をくぐり抜けて進んでいきます。

↑同社経営品質部の牧宏郎さん。ユーモアにあふれた、ブラックサンダーらしい世界観をいかに表現するかにこだわってコンテンツを企画したそう。

 

工場見学通路の手前には開けた空間「ワクザクシアター」があり、湾曲した壁と床を使ったプロジェクションマッピングが楽しめます。「ブラックサンダーの具材」視点で、製造から出荷までの工程を約2分間で体験できます。運ばれ、砕かれ、熱され、冷やされ……没入感たっぷりの内容です。

↑砕かれた具材が、チョコレートの滝に飲み込まれていく様子。ぜひ現地で全貌を見届けてください!

 

リアルな製造現場が目前に!「あの味」が生まれる瞬間を見て、学びも深まる

ブラックサンダーの製造工程をCGで見て視覚的に理解した後は、工場見学通路でさらに学びを深められます。

↑製造ラインに並行して設けられた通路。壁には、機械や製造工程にまつわる説明が、図と文でわかりやすく書かれていました。※今回はメディア向け内覧会のため特別に許可をもらって撮影しています

 

通路に設けられた14か所の窓を通じ、実際のブラックサンダー製造工程を堪能! チョコレートのコーティングから包装まで、普段は決して見ることのできない「あの味」が生まれる瞬間を目の当たりにできます。

↑通路の壁に記されたブラックサンダーの歴史。そのほか、有楽製菓が取り組む「スマイルカカオプロジェクト」についても詳しく紹介されていました。

 

大きなカッターでカットされていく様子や、「裸」のブラックサンダーがチョコレートの滝をくぐってチョコをまとう様も興味深かったですが、特に印象に残ったのは包装工程に関わる「パラレルロボット」。並んで流れてくるブラックサンダーから、規則正しい動きで一つずつピックアップし、レーンに乗せていく動きはずっと眺めていても飽きないほど。ぜひ現地で確かめてみてください。

 

また、通路を進む際にあわせて楽しみたいのがスタンプラリー。6か所あるスタンプ台を順に回り、重ねて押すことで、一枚の絵が完成するようになっていますよ!

 

めちゃくちゃおトクでは⁉ 太っ腹ルールの「ブラックサンダー詰め放題」

工場見学通路を見終わったら施設入口横にある、リニューアルオープンした直営店「ワクザク SHOP」へ。定番のブラックサンダーシリーズ、地域限定シリーズなど各種おみやげが幅広く取りそろえられています。オープン記念商品として「ブラックサンダー車缶」「ブラックサンダーミニバー入りバケツ」「ブラックサンダーカップアイス」の3種類が新登場!

↑ここでしか買えない、「ブラックサンダー車缶」。ブラックサンダーミニバー4本と、ロゴステッカーが入っています。

 

↑ショップで購入できる注目アイテム。中央の「ブラックサンダー スカジャン」はなんと、2万1000円(税込)!

 

自分へのごほうびにはもちろん、誰かへのプレゼントとして買いたいものも“ザクザク”ですが、このショップに来たらぜひやってほしいのが「ブラックサンダー詰め放題」! 10時10分より30分に1回実施(各回定員12名)されるイベントで、チケットはレジで購入できます。1回1100円です。

↑ショップ内にあるブラックサンダーの山。見るだけで童心に返ってしまいます。

 

とにかくルールが太っ腹なのです。制限時間が3分で、なんと「袋からはみ出してもOK」!

↑詰め放題で使う袋。破れても交換はナシ!破けた部分はスタッフがテープで補修してくれますが、その間にも制限時間は過ぎていくので注意!

 

内覧会に集ったメディアはみんな「良い大人」なわけですが、誰も彼もが鬼気迫った表情で、袋の限界に挑んでいました。もちろん筆者もです。「一番下の段を隙間なく詰めるのがコツ」とのことなので、最初は焦らずじっくりと土台を固めました。3分経ったら袋を持ち上げて5秒間静止し、その間に落ちたものは没収となります。慎重に積み上げたブラックサンダーが崩れないように願う、緊張の一瞬です。

↑袋から大胆に飛び出ていますが、これでもOKなんです!

 

筆者の全力詰めの結果は写真のとおりです。数えたところ、全部で34本でした。2025年5月現在、ブラックサンダー1本あたりの価格は40円(税別)なので、じゅうぶん元が取れています。何より、詰めまくっているときの楽しさはプライスレス……! 次に遊びに来たときも、絶対に挑戦したいです。

 

アンバサダーじゃなくて「アンバサンダー」? 就任式も実施

内覧会では、「就任式」も行なわれました。ブラックサンダーがお菓子として初めて、豊橋市の観光アンバサダー「とよはしアンバサンダー」に就任し、豊橋市の島村喜一副市長から有楽製菓の代表取締役社長・河合辰信氏に「委嘱状」が手渡されました。

↑ブラックサンダーが豊橋市の観光大使として正式に認定されたことで、今後さらに地域との結びつきが強くなりそうです。

 

ブラックサンダーファンはもちろん、友人同士や家族連れでも楽しみつつ学んで回れる施設です。夏休みの自由研究のヒントにもなりそうですね。豊橋駅からは車で約30分の場所なので、愛知観光の候補に入れてみては!

 

なお入館料はかかりませんが、見学通路は予約ページからの「事前予約」が必要なので、ご注意を。

 

ブラックサンダー ワク ザクファクトリー
所在地:愛知県豊橋市原町蔵社88
営業時間:10時〜17時(SHOPのみ)
定休日:年末年始、お盆期間

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