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匂いだけじゃない、金木犀の花

  • 2016年10月25日
  • ガーデニング・ラバーズ

金木犀と言うとまずその匂いが思い浮かぶと思います。通りを歩いて香ってきたら秋の訪れを感じますよね。

しかしどの様な見た目かと問われれば分からない人も少なくないのではないでしょうか。

今回は金木犀の花の美しさを含めた魅力に迫ります。

金木犀の概要

一般的に金木犀は9月〜10月頃開花します。しかし実はにも咲くことがあり、秋のみの花ではありません。4,5日で枯れてしまう花でもあるので、一か所で花の美しさや匂いを味わえるのは少しだけなのです。

南ほど開花時期が遅いのも特徴です。毎年は咲かないということもあまり知られていません。

また、金木犀は昔から食用の庭木としても育てられてきました。産地は中国なのですが、キンモクセイの花びらを3年間白ワインに漬け込んだお酒や「桂花茶」と言う名前の花茶を作っています。

実は日本においても、花びらのジャムなどが販売されています。

金木犀の見た目

金木犀は無数のオレンジの花びらを付けており、それらが集合した美しさは筆舌に尽くしがたいです。

秋と言えば暖色ですが、金木犀のオレンジも秋を代表するものでしょう。その美しさから秋の季語として俳句を詠む俳人も少なくありません。

金木犀の花言葉

金木犀には3種類の花言葉があります。

1種類目は「謙虚、謙遜」。これは金木犀が、香りが強いのに、咲かせる花が小さくてつつましい事からつけられました。

2種類目は「気高い人」。こちらは秋雨の中で、一輪残さずすべての花を散らせることが潔く「気高い」ので付けられました。

3種類目は「陶酔」。その強い香りのため付けられました。先述のように中国では香りを活かしてお酒などに利用されていたので、「陶酔の香り」とみなされました。そこから転じて花言葉になったのです。

まとめ

このように、金木犀は香りのみならず興味深い歴史や花言葉を持っていることがお分かり頂けたと思います。

これらのことを踏まえて金木犀をご覧になると、見え方が変わること請け合いです。

 

 

※トップ画像はPhoto by まろさん@GreenSnap

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