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石川・加賀「まるいでんき」、AIを活用した電力需要予測システムを開発開始

  • 2019年9月9日
  • エネクトニュース
石川県の事業に採択
株式会社マルヰは、2019年9月4日、石川県『AI・IoTを活用した業務効率化・省力化支援事業』の採択を受け、『AI(機械学習)を活用した電力需要予測システム』の開発を開始したと発表した。

同社は、石川県加賀市にてLPガス販売や新電力サービス『まるいでんき』などを展開している企業。同システムは、同社と鳥取県の明辺システムズが共同で開発を行う。

データを膨大に取得し、機械学習
2018年に発生した北海道地震では、道内全域で大停電「ブラックアウト」が発生した。この「ブラックアウト」は、電力の需要と供給のバランスが崩れ、周波数が乱れたことにより生じたもの。こうした事態を未然に防ぎ、電力の安定利用を実現するためには、需要電力と供給電力が常に同じである必要がある。

そのため新電力は、30分ごとの電力の需要量を予測しながら供給量を確保し、同時同量を常に達成することが義務付けられている。今回マルヰが開発を開始した『AIを活用した電力需要予測システム』は、この予測をAI活用により行うというもの。顧客の電力使用量や気象データなどを膨大に取得した上で、機械学習を繰り返し、90%以上の的中率を目指すとしている。

生活パターン合わせた料金メニュー展開も予定
同システムではまた、顧客それぞれについて需要予測を行うことにより、生活パターンの特性に合わせた料金メニューの展開も予定。電力ピーク時に使用を控えた顧客に対して対価を支払うデマンドレスポンスなども、導入を検討するとしている。

マルヰは今後も、地域のエネルギーインフラ企業として、地域の諸課題に対する取り組みを行うとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マルヰ
http://m.marui-grp.jp/

石川県「AI・IoTを活用した業務効率化・省力化支援事業」に採択 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/

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