ケニアのレントコと地熱発電案件での協業に合意
東芝エネルギーシステムズ株式会社は5月7日、ケニアでの大手リース会社となるレントコと地熱発電案件での協業に合意し、同日に覚書を締結したと発表した。
ケニアなどの東アフリカ地域は、アフリカ大陸を南北に縦断するプレート境界で地熱資源を豊富に有する大地溝帯(グレート・リフト・バレー)上に位置するため、地熱資源調査のための掘削が進められている。
レントコは、アフリカでの小売、製造、医療、教育、鉱業、建設、財務など幅広い分野でリース事業を展開している企業で、豊富な実績がある。
東芝エネルギーシステムズは、地熱向け発電設備にて、アフリカのほか北米や東南アジアなど世界各国に実績をもち、1~10MW級の小規模な地熱資源でも発電可能な小型地熱発電設備「Geoportable(ジオポータブル)」を展開している。
「Geoportable」のリース活用でビジネスを拡大
「Geoportable」は、小規模な井戸にも短期間で設置できるコンパクトな発電設備で、開発中の井戸の有効活用が可能という。
この覚書に基づいて同社は、ケニアなどレントコが開発を目指している地熱発電案件向けに小型発電設備の供給を目指すほか、両社がそれぞれの実績とノウハウを活かし、「Geoportable」のリース活用によるビジネス拡大を目指すとのこと。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
東芝エネルギーシステムズ株式会社 プレスリリース
https://www.toshiba-energy.com/info/info2018_0507.htm