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東芝、亜酸化銅使用の太陽電池開発で躍進

  • 2019年6月20日
  • エネクトニュース
タンデム型で結晶シリコン単体の発電効率を上回る
東芝は6月18日、透過型の亜酸化銅セルを用いたタンデム型太陽電池で、結晶シリコンの太陽電池を上回る発電効率を達成したと発表した。

結晶シリコン単体の太陽電池は現在最も普及しているタイプだが、限られた面積におけるより高い発電効率を求めて、上下性質の異なるセルを組み合わせて発電を行う電池の開発が進められている。

現在タンデム型としてはガリウムヒ素半導体などを用いた太陽電池が製品化されて高い発電効率を達成しているが、製造コストが結晶シリコン製品の数百倍以上にもなる。

東芝は低コストな亜酸化銅を用いたセルの透明化に世界で初めて成功した。今年1月に上下合わせて発電効率22%、結晶シリコン単体と同等の効率を達成したが、さらに透明型セルの材料に改良を加えることで、発電効率23.8%を達成した。

発電効率30%台の実現に向けて、3年で技術完成を
今後はトップセルの適正化をさらに進めることで、発電効率の向上を図る。

東芝は透過型亜酸化銅セルを用いたタンデム型太陽電池に関わる技術を3年で完成することを目指し、発電効率30%台の実現に向けた研究を進めていく。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東芝 リリース
http://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/1906_02.htm


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