中国・国家重点研究室にて達成
トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社は、2019年5月29日、i-TOPCon型太陽電池セルによって変換効率24.58%の世界新記録を達成したと発表した。
同社は、太陽光発電のトータルソリューションなどを提供しているTrina Solar社の日本法人。今回の世界新記録は、Trina Solar社が中国にて保有する国家重点研究室において、達成されている。
高性能でありながら低コストな量産プロセスで製造
今回世界新記録を達成したのは、高効率のN単結晶シリコン(c-Si)i-TOPCon(量産型Tunnel Oxide Passivated Contact)太陽電池セル。大型サイズのウェハを持つ両面発電型セルであり、高性能でありながら低コストな量産プロセスによって製造されている。
この両面発電型セルの検証実験は、中国・太陽光発電技術国家重点研究室のトリナ・ソーラー社敷地内に設置された国家重点研究室において、実施されていた。同セルは、2019年5月28日、表側の変換効率が24.58%を達成。この結果は、ドイツの独立認定機関ISFH CalTeCによっても確認された。
スマートエネルギーのグローバルリーダーに
トリナ・ソーラー社は、1997年の設立以来、太陽光発電製品の研究開発や販売などを展開している。2018年には、エネルギーのIoTブランドも設立。スマートエネルギーのグローバルリーダーになるべく、事業に全力を注いでいる。
今回の結果は、ハイエンドな製品提供にあたって確固たる基盤となるものである。
(画像はトリナ・ソーラー・ジャパンの公式ホームページより)
▼外部リンク
トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社
https://www.trinasolar.com/jpトリナ・ソーラー i-TOPCon型太陽電池セルで変換効率24.58%の世界新記録 - PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/