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NEDOのPower to Gas、3テーマの実証試験を開始

  • 2017年8月2日
  • エネクトニュース
再エネから得た電力で水素を製造し、貯蔵や運搬に利用
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)は8月1日、同機構が推進するPower to Gasシステム構築において、3つのテーマの実証試験を開始すると発表した。

Power to Gasは水素の製造に再生可能エネルギーを用い、将来的にはプロセス全体を二酸化炭素排出ゼロで行うことを目指すエネルギー・システムだ。水素を媒体として電力を貯蔵するなど、電力系統の安定化や再生可能エネルギーの出力変動調整を行う。

実証試験は福島県浪江町、北海道稚内市、山梨県甲府市の3カ所で2017年度から2020年度まで実施される。

効率の高いシステムを運用、水素の外販も
福島県における実証では東芝や東北電力らが太陽光や風力から得た電力で、電力系統の需要と供給の調整を目指す。水素の製造を需要予測に基づいて行うなど、効率の高いシステム運用技術の確立を図る。

稚内市で実施される試験では日立製作所、北海道電力らが電力の需要と供給の調整を行うかたわら、水素を外販する事業の実現に取り組む。

甲府市では山梨県、東レなどが実証を進め、水素を工場や運輸業で利活用して化石燃料の消費を抑制する事業モデルの実現に向けて、技術開発を行う。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDO リリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100810.html

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