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中国電力が近くアンモニア混焼試験を実施

  • 2017年7月5日
  • エネクトニュース
火力発電所で二酸化炭素の排出量を削減
中国電力株式会社(以下「中国電力」)は6月29日、岡山県倉敷市の水島発電所で、7月3日から9日までアンモニア混焼試験を実施すると発表した。

水素エネルギーは燃焼しても二酸化炭素を排出しないことから,次世代エネルギーとして世界的に注目を集めている。アンモニアはその水素エネルギーの一形態として、エネルギー供給源の多様化に貢献する可能性を秘め、大きな期待が寄せられている。

中国電力は水島発電所の2号機でアンモニアを混焼し、事業性の評価と課題整理を行う。試験では2号ボイラーへの仮設配管を敷設し、アンモニアを約0.6%混焼する。混焼によって二酸化炭素の排出量が削減できるため、火力発電所の環境負荷低減に寄与する。

事業用発電所においては日本初の試み
アンモニアは水素を含んだ物質だが、水素よりはるかに液化が容易であり、貯蔵や輸送において扱いやすい優れた性質がある。輸送にあたっては既存のインフラ設備が利用できるという長所もある。

今回の試験は短期間だが、事業用の発電所でアンモニアを混焼する日本初の試みだ。試験に使用される2号機の出力規模で約4%の混焼を持続すると、年間の二酸化炭素削減量は約13万4000トンになる見込みだ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

中国電力 リリース
http://www.energia.co.jp/press/2017/10540.html

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