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栗田工業が乾式メタン発酵技術の検証を終了

  • 2017年5月27日
  • エネクトニュース
都市ごみからバイオガスを回収、燃料や電力に
栗田工業株式会社(以下「栗田工業」)は5月26日、同社の乾式メタン発酵技術であるKURITA DRANCO PROCESSの技術検証と確認を5月23日に完了したと発表した。

このシステムでは都市ごみの中に含まれる生ごみや紙類、草木などを利用してメタン発酵を行い、バイオガスを回収して燃料や電力に活用する。全国都市清掃会議による廃棄物処理技術としての検証・確認が完了したことにより、この技術が全国の清掃事業に普及することが期待されている。

メタン発酵の条件が悪いごみでも安定運転
栗田工業は1992年からヨーロッパを中心とした26の海外拠点で、廃棄物をメタン発酵させバイオガスを回収する施設を稼働してきた。検証を受けたプロセスは1999年にベルギーから導入した基幹技術に国内で実績のある周辺技術を加えて構成した。

今回の検証の結果、異物の混入が多くてメタン発酵の条件が悪い海外のごみを用いても長期の安定運転を達成しており、国内で培われた周辺技術を含めた全体のシステムが、日本のごみ処理に適合可能と判断された。

栗田工業はこれからもバイオマス・エネルギー活用の普及や廃棄物の削減などで、地球環境保全への貢献を続けていきたいとしている。

(画像は栗田工業ホームページより)


▼外部リンク

栗田工業 リリース
http://www.kurita.co.jp/aboutus/press170526-2.html

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