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日本液炭の水島工場でCO2回収装置が完成

  • 2017年12月19日
  • エネクトニュース
三菱ケミカルで発生するCO2を分離・回収して液化
三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」)は12月18日、岡山県倉敷市にある日本液炭の水島工場で、1日283トンの回収能力があるCO2回収装置を完成したと発表した。

日本液炭は石油会社やアンモニア製造業などで発生する炭酸ガスを液化・精製して液化炭酸ガスやドライアイスを製造・販売する事業を展開している。今回建設された設備は、三菱ケミカルの水島事業所で発生するCO2を分離・回収して、高品質な液化炭酸ガスを製造する。

工事は無事故・無災害で予定通りに完成し、今後中国・四国・関西地区に向けて炭酸の安定供給に貢献する。

エネルギー消費量が従来の方法と比較して大幅に減少
三菱重工のCO2回収法は関西電力と共同開発された化学吸収法で、高性能な吸収液を使用し、エネルギー消費量が従来の方法に比べて大幅に少ない。

同社は1999年からCO2回収装置を石炭焚きのプラントなどにおいて世界各地で12基稼働した実績があり、世界トップシェアを誇る。

今回の設備のEPC(設計・調達・建設)は三菱ケミカルエンジニアリングが担当し、三菱重工はCO2回収技術のライセンスを供与するとともに装置の基本設計を担当し、主要機器を供給した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

三菱重工 リリース
http://www.mhi.co.jp/news/story/1712185911.html

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