台湾で大人気の文鳥占い(鳥卦)に、東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を組み合わせた、悟明老師によるオリジナル占い。全体運、仕事運、財運をお届け!
切磋琢磨しあったり、補完しあえたりするパートナーの存在が大切になるとき。家族、友人、同級生や同僚……身近な人のなかで、心当たりがあれば、ぜひこの機会に関係を深めてください。特に思い浮かばないなら、自分にはないものを持っている人は誰か、と思いを巡らせてみましょう。
これからのひと月は、公私を問わず、よき相棒の存在が、日々の充実度を高めたり、困難を乗り越える力となります。行き詰まったときは、1人で悩まず、頼れる相手に相談を。お相手があなたの力になってくれるときもあれば、その逆で、あなたが相手の力になることも。2人で取り組むことで、相乗効果が生まれて予想以上の結果を得ることもありそうです。
仕事面では、この月の運勢がより顕著となるでしょう。相棒となるのは、同僚や部下とは限りません。上司とのパートナーシップが躍進のきっかけとなる場合も。二人三脚で取り組んだ事柄が大きな成果を生むときです。
己の利益に執着することなく、自分に出来ること、得意なことは率先してやり、力の出し惜しみをしないこと。良い人間関係が築けていれば、搾取の心配は無用。誰かを助けることは、回り回って、自分を助けることにつながっていくでしょう。
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
財運面では、成功者や影響力のある人との交流が運を拓くきっかけに。直接的なアドバイスを得られずとも、刺激を受けたりヒントを得たなら、まずは真似できる部分から試してみましょう。現状からの脱却、発想の転換がポイントになるひと月です。
開運行動は、乗り物での移動。電車に乗って旅に出るもよし、自動車でドライブするもよし。出掛けた先では、その場のエネルギーを吸収すべく、足が向いた方向を散策してから帰りましょう。グッズでは、カエルのモチーフがラッキーアイテム。4本脚でしっかり地面をつかみ、やや上を見上げるようなポーズなら理想的。前向きな気持ちを与えてくれるでしょう。
この時期、相性がいいのは、丑(うし)、酉(とり)年の人。
距離を置いたほうがいいのは、寅(とら)、亥(いのしし)年の人。
吉方位は、東と西。避けたほうがいいのは、北と南。
ラッキーカラーは、赤と白色。避けたほうがいいのは、黒と黄色。
頭の回転が早く、物事の処理能力に長けた人。そのうえ手先が器用で、手工芸や料理が得意な人が多く“手に入らないなら、作ればいい”と、手早く自作して、周囲を驚かせることもありそう。
また、バイタリティにあふれ、行動的。責任感も強く、これと決めたことは、困難があっても粘り強くやり抜きます。
明るく人当たりも良いので、学生時代には学級委員や生徒会長に選ばれ、活躍した人もいるのでは。
社会に出てからは、優秀な人材として早くから頭角を現し、着実に結果を出すタイプです。
スマートな立ち居振る舞いで“デキる人”“聡明な人”というイメージを持たれやすいキャラクターですが、時々、空気を読まない不用意な発言で、皆に引かれてしまうことがありそう。悪気がなくとも、心の声のダダ漏れには要注意。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「玄元閣命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は30年超。台北市の饒河街夜市(饒河街220號の前)での“鳥掛”と呼ばれる鳥占いで人気を博す。現在、夜市では、鳥占いと同じ中華タロットを使った“神人占い”で鑑定中。
文=鷹見紗和子
イラスト=さじきまい