
緑鮮やかな新茶をいただくのが楽しみな季節になりました。お茶をコンセプトに創作和食を味わえる「レストラン1899お茶の水」では、新茶フェアを開催中。抹茶づくしのアフタヌーンティープレートとともに、茶バリエが1杯ずつていねいに淹れてくれるお茶が楽しみです。ほかにもパフェや抹茶ビールなど、初夏に味わいたくなるメニューがそろっていますよ。
JR御茶ノ水駅から徒歩3分。テラス席に広げられた緑色のパラソルが目を引くのが「レストラン1899お茶の水」。ここでは、日本各地から厳選した日本茶とともに、お茶を使った和風の創作料理やスイーツ、さらにアルコールまで、お茶づくしのメニューを味わえます。
6月30日まで開催中の「新茶フェア」では、屋久島(鹿児島)、掛川(静岡)など4種類の新茶を採れる時期に合わせて提供中。お茶を淹れてくれるのは、「茶バリエ」と呼ばれる専属スタッフ。注文ごとに1杯ずつていねいに淹れるお茶は、新緑を思わせる水色(すいしょく)が美しく、爽やかな味わい。ポットに入ったお湯が付いてくるので、2煎目以降は自分の好みの濃さに淹れて味わえます。
お店の人気メニューに、季節によって内容が変わるアフタヌーンティープレートがあります。春のイチゴに続き、夏季限定で登場するのが「抹茶アフタヌーンティープレート」。緑が鮮やかな和洋9品を一皿に盛り付けたもので、スイーツとセイボリーには抹茶をふんだんに使っています。
おすすめは、「抹茶モンブラン」(写真中央)。自家製抹茶サブレの上に抹茶クリームで覆った酒茶ケーキと柚子ゼリーをのせて抹茶モンブランクリームを絞り、仕上げに栗の甘露煮をトッピングしたもの。ほかには、抹茶を溶かした白蜜を冷やし固めたかき氷、抹茶豆乳プリンをベースにしたミニパフェなど、どれもとても手の込んだものばかり。一つひとつ、じっくり味わって食べたいですね。
アフタヌーンティープレートのほかにも、甘さ控えめのお茶スイーツがずらり!抹茶アイス、どら焼き、抹茶タルトなどがあり、一番の人気はさまざまな抹茶スイーツと和の甘味をグラスに美しく詰めた「1899お茶パフェ」。自家製の抹茶プリンをベースに、甘酸っぱいベリーソース、抹茶グラノーラ、濃茶アイス、栗、黒豆、白玉、あんこなどをトッピング。甘みと抹茶の苦みのバランスがよく、ティータイムにはもちろん、ランチやディナーの食後にもぴったりです♪
また、抹茶の量を3~6gから1g単位で選んでオーダーできる「濃茶ラテ」は、抹茶の濃厚な旨みと渋みにミルクのマイルドな甘さが絶妙にマッチ。ホットとアイス、お好みの飲み方を選べるのもいいですね。
2014年の開業時から人気のアルコールドリンクが、青汁を思わせる深緑色の「1899抹茶ビール」。お茶をコンセプトにしたレストランをオープンするにあたり、スタッフが試行錯誤を重ねて完成させたもので、製法特許を取得している唯一無二のビールです。
アルコール度数は一般的なビールよりやや低め。ビールと抹茶、どちらも苦みが特徴なのに、一緒になると独特の旨みを感じれらるから不思議です。さらにうれしいのは、抹茶の健康成分であるビタミンCやカテキン、食物繊維をそのま摂れること。「ビール独特の匂いと苦みが苦手…」という人も、ぜひ味わってみてください。
9月30日(火)までは、日本茶づくしのビアガーデン「抹茶ビアガーデン」を開催中です。日本茶でアレンジしたお茶料理25品とお茶のスイーツに合わせ、定番の「抹茶ビール」や、「ほうじ茶黒ビール」「抹茶ハイボール」、新作のカクテルなど、ユニークなアルコールドリンクがメニューに並びます。ノンアルコールカクテルの「日本茶モクテル」も4種類提供されるので、お酒が飲めない人も楽しめますよ。
お店がある“お茶の水”の地名は江戸時代、将軍家にお茶を淹れるための水が湧いていたことに由来するのだそう。この夏、お茶ゆかりの場所でお茶づくしのメニューを味わってみませんか。