九州最大級の格式高い料亭を利用した食事処「三宜楼茶寮 KAITO」でひと休み

  • 2025年1月27日
  • ことりっぷ


明治時代、門司港が花街として栄えていたころ、三大料亭の一つとされた大料亭の建物を活用した食事処「三宜楼茶寮 KAITO」。当時の贅を尽くした意匠が見られる店内を見学できるほか、喫茶メニューを味わいながらゆっくりすることもできます。往時にタイムスリップしたような格式高い空間を訪ねてみませんか?
福岡県北九州・門司港駅から徒歩8分。駅前から少し離れた閑静な通り沿いに「三宜楼茶寮 KAITO」はあります。明治時代に創業、1931(昭和6)年に現在の場所に新築された料亭「三宜楼」を活用した食事処です。
木造3階建ての建物に入ると、長い廊下が延びる広々とした空間。門司港が花街としてにぎわった明治時代に三大料亭の一つに数えられる建物は、現存する料亭の建屋では九州最大級です。当時は100名から200名を収容していたのだそう。
木造3階建ての建物内には見どころがたくさん。2階は舞台が備えられ、大人数の宴会所として利用されていた百畳間と言われる大広間。多数の芸妓が舞っていた華やかな舞台のほか、照明や欄間も贅を尽くした装飾が見られます。当時の大型料亭の繁栄ぶりを伺い知ることができます。
各部屋で異なる設えとなっている下地窓や欄間も見どころの一つ。月や雲などを模した意匠の凝った下地窓のしつらえは40種以上。客人を楽しませ、飽きさせない工夫として当時の職人の高度な技術が生かされています。
店内では予約制で食事を楽しむこともできます。とらふぐのコース料理を味わえる食事のほか、喫茶利用も可能。抹茶と地元の銘菓がセットになった抹茶など和の空間に似合うメニューとともにティータイムを楽しめます。
抹茶ラテやオーガニック豆を使用したハンドドリップコーヒー、門司港の地ビールなど、ドリンクメニューも充実。高台の店内からは門司港の街並みを見渡せる席もあり、歴史に思いを馳せながらのんびりと過ごすことができます。
食事のほか建物内の見学も可能。今では出回っていない貴重な書籍が残る書庫など、ひとつ一つが貴重なものばかり。ボランティアガイドが歴史や建物の見どころなど、詳しく解説しながら案内してくれますよ。

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