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船の汽笛が響く港町・横浜で古き良き珈琲文化を今に伝える喫茶店「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」

  • 2024年5月26日
  • ことりっぷ


明治時代のはじめに日本で初めて西洋式の街路が整備された日本大通りに近いエリアにたたずむ「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」。歴史のある街並みに1974年に創業し、今年で50年を迎える老舗の喫茶店です。シャンデリアがきらめくレトロモダンな特別室では、サイフォンで淹れる香りの高いコーヒーやランチがいただけます。のんびりくつろぐ至福のひと時を自分へプレゼントしてみませんか。
横浜の歴史を感じさせる界隈にお店を構える「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ」。ジャックの塔として親しまれる赤レンガ造りの横浜市開港記念会館など重厚な歴史的建造物が建ち並び、横浜港からは時折ボーッという船の汽笛が鳴り響く、港町の風情を残すエリアです。
店の前で出迎えるのは甲冑のナイトです。赤い絨毯を敷き詰め窓の上には絵画をレリーフのようにいくつも飾った店内は、オープン当初からほぼ変わることなく重厚感があります。まるでヨーロッパの古い邸宅にでも招かれたかのような雰囲気に、異国情緒の漂う横浜らしさを感じます。
お店の奥に続くのはシャンデリアがきらめく「オーキッド特別室」と呼ばれる豪華なお部屋です。シャンデリアは直径1m以上もあろうかと思われるほど大きく、大理石のテーブルやカトレアのモザイク画などゴージャスな一方で、どことなくノスタルジックな雰囲気も漂い、座るとなぜかほっとする安らぎを覚える素敵なお部屋です。
繊細でカラフルなステンドグラスも特別室をよりあざやかに彩ります。ステンドグラスの前のテーブルに座ると、物語の主人公にでもなったような気分になりますよ。
モザイク画の反対側は、王冠のステンドグラスが輝きを放ちます。ヨーロッパの国々で代々続いた王家の王冠をモチーフにしたのだとか。
店名に「コーヒーの大学院」とあるのは、最高峰のコーヒーをじっくりと味わってほしいという創始者の思いから。開店当初はフランス語で光という意味の「ルミエール・ド・パリ」が屋号だったところに、「コーヒーの大学院」と約半年後に加えたのだそう。
サイフォンで淹れるコーヒーは、1杯あたり20gのコーヒー豆を使用します。これは通常の約2倍となる量で、コクのある豊かな味わいに。コーヒー豆も「ルミエールブレンド」(650円)からスペシャルコーヒーの「ブルーマウンテン」(1730円)まで、幅広くラインナップ。「カフェ・オ・レ」や「ウィンナー・コーヒー」(各740円)などのバリエーションも豊かです。
レトロなガラスの器に入った「パフェ」も創業当時からの人気スイーツです。
グラスの中にはフルーツポンチと白ワインで作ったスペシャルなゼリー、その上に生クリームと大きなアイスクリームがフタでもするかのようにのります。
お店のシェフ達がアイデアを出し合って作り上げた独自のスタイルです。レトロなガラスの器もその当時から使っていて、どっしりとした厚いガラスと銀色のお皿、白色のペーパーマットが時代を物語ります。
ランチタイムにはビーフカレーやハンバーグといった喫茶店らしいお昼時のメニューが用意されます。コーヒーと同様に美味しさにこだわった手づくりの洋食で、サクサクとした衣をまとう「仏蘭西風エビフライ」は、一度ワインに漬けたエビをフライにするというひと手間をかけた美味しさ。食後にはコーヒーも楽しみながら、素敵なひと時を過ごしてくださいね。

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