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小田原の昭和レトロな洋館でゆったりランチ&ティータイムを♪ 時を忘れるカフェ「薬膳喫茶 KURA」がオープン

  • 2024年2月20日
  • ことりっぷ


箱根板橋駅のほど近く、旧東海道沿いの住宅街を歩いていると、レトロで可愛らしい洋風の建物が現れます。2023年9月オープンの「薬膳喫茶 KURA」は、築約90年の建物をリノベーションしたカフェ。ノスタルジックな店内では、おいしくて体を整えてくれる薬膳料理を気軽に味わえます。ふっと落ち着く隠れ家で、心をやわらかに。ゆるりと心地よいランチ&ティータイムを味わって。
小田原駅の一つ、お隣り。箱根登山線「箱根板橋駅」から歩いてすぐの板橋は、“職人の街”とも言われるエリア。戦国時代に小田原城を築いた際、大工や石工、木工などの職人たちを呼び入れ、住まわせていました。さらに明治以降は、近代別荘地としての顔を持ち、時代を超えた名建築を楽しむ、街歩きのスポットとしても注目されています。
ガラガラ……と引き戸を開けると、天井を美しく彩るメダリオンから北欧の照明がぶら下がり、一気にクラシカルな世界へトリップできます。中は隅から隅まで、すてきなデコレーションが施され、フォトジェニック。建築好きにはたまらない空間になっています。
お店を営むのは、マスターの飯山淳二さんと複数の薬膳の資格を保持する共同経営者の前島真弓さん。二人三脚でメニューを考案し、お店を切り盛りしています。
ローカル愛あふれる飯山さんは、長く「小田原市役所」の経済部観光課に勤めていた観光のプロ。
飯山さんは「ここは、古くから地元の人に親しまれてきた朝倉邸という建物なんです。実は若い頃に仕事で、この界隈の観光案内板も設置していました。そんな文化的価値のある建物で、ほっとくつろいでもらえたら」とにっこり。
飯山さんに案内され、店内へ。入ってすぐの収納棚には、薬膳喫茶らしく、さまざまな薬膳が収められています。
そして窓際のソファ席は、ゆったりとくつろぐのに最適。ついつい長居したくなります。
階段を上って2Fへ。L字型の廊下は、こだわりの家具が並ぶカフェスペースになっています。ここに置かれているのは、実際に喫茶店で使われていたという革張りの椅子や海外のヴィンテージ家具など。古き良きものたちに触れながら、スローな時間を過ごせます。
2Fの中心部は、畳敷きの和室に、和と洋のアンティーク家具を配した和洋折衷のスペース。飯山さんが実家で愛用していたという座敷机や雑貨が、味わい深いアクセントになっています。
「薬膳喫茶 KURA」では、その時期の旬の野菜にこだわり、心と体が喜ぶヘルシーな食事を楽しめます。
「鶏肉と野菜のせいろ蒸しととろろご飯」は、野菜本来のおいしさを味わえるメニュー。野菜のうまみがギュッと凝縮されているだけでなく、栄養も丸ごと体に取り入れることができます。
さらに、小田原の干物を使ったバーニャカウダと味噌ナッツのソースをつければ、味に変化が生まれ、楽しさも倍増。
お食事系だけでなく、スイーツやドリンクメニューも充実しています。
ナタデココとアロエの食感が楽しい「杏仁グラノーラヨーグルトパフェ」は、なんと「カルピス」が隠し味。さわやかな酸味とすっきりとした甘さが、絶妙なバランスでまとめられています。
お料理とぜひ一緒に味わってほしいのが、看板メニューのクラフトコーラ。「お体ご自愛ください」のフレーズから名付けられた「ゴジアイコーラ」は、スパイスに加え、体のむくみを取る作用が期待される複数の豆類・ハトムギが入っています。
炭酸で割って、シュワッと弾ける爽快感を楽しむのもよし。牛乳で割って、チャイのように楽しむのもよし。賞味期限が2ヶ月と長いので、小田原のお土産にもぴったりです。
時を超えてきらめきを増す「薬膳喫茶KURA」。その中でおいしい薬膳料理を味わうひとときは、とびきり幸せな旅の思い出になるはず。

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