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松本からひと足のばして、週末限定の古民家カフェ「bio cafe coudo」でこだわりのピザとドーナツを

  • 2023年9月12日
  • ことりっぷ


松本市北東部にある四賀地区は、自然に囲まれたのどかなエリア。古民家を改修したカフェなどが点在するこの地区で週末だけオープンするのが、ピザとドーナツのお店「bio cafe coudo」です。アーティストのご夫婦が手がけた、すてきな空間でくつろぎながら、のんびりと過ごす至福のひととき。郊外へのドライブも楽しみながら、出かけてみてはいかがでしょうか。
「bio cafe coudo」がある松本市の四賀(しが)地区へは、松本駅などがある市の中心部から車で約30分。かつて3つの宿場が置かれ、松本城の藩主が参勤交代で使った江戸街道などが通る交通の要衝として栄えた場所です。現在でも地区の所々に往時の町並みが残り、のどかな里山の風景にひかれて移住する人も増えています。「bio cafe coudo」を営む橋本中(なか)さんとさくらさんも2011年に東京から移住。集落の中でひときわ大きく囲炉裏のある古民家が気に入って、お店を開くことにしました。店名の「coudo」は、昔の台所の呼び方〝竈(くど)〟が由来。週末にみんなが集まってリセットできる台所のような場所になれば、という思いが込められているそうです。
中さんは写真家、さくらさんはニットデザイナーとしても活躍する、アーティストのご夫婦。仲間と共に改修した築100年の古民家は、時間をかけて刻まれた家本来の持ち味に二人の感性が加わって、ひときわ魅力的な空間へとグレードアップ。外観にあしらわれた手作りのモチーフや季節の草花に囲まれたエントランスからも、これからはじまるすてきな時間への期待が高まります。
ステンドグラスがあしらわれた扉を開けて店内へ。手作りの薪窯が目を引く土間から靴を脱いであがると、アンティークや中さん手作りの家具を配した個性豊かな席が設けられています。タイルを貼った大きなテーブルがある席や畳の和室、ゆったりしたソファ席など、それぞれが魅力的。おこもり気分が味わえる半個室や庭に面したテラス席まであり、迷ってしまいそうなほど多彩です。
〝わざわざ足を運んでもらう価値のある、ゆったりと過ごせて、どこか海外の田舎にある家のように〟とイメージされた店内は、くつろげるのにときめきも感じさせてくれる理想的な空間。中さんが撮影した写真が大きく飾られ、たくさんのドライフラワーや窓からの眺めにも心が安らぎます。ときには気まぐれな看板猫たちが顔を見せてくれることもあるそうですよ。
営業は金曜から日曜と祝日のみ。中さんが薪窯で焼くピザと、さくらさんが揚げるドーナツをいただけます。どちらも信州の地粉を使った生地のおいしさが特徴で、種類も豊富です。
ピザはコンテンポラネアと呼ばれるタイプで、耳が大きくふくらんでいてボリューミー。ゆっくりと発酵させた薄めの生地を薪窯で、外はカリッと香ばしく内側はもちっと焼き上げています。マルゲリータなどの定番に季節のピザを加えた7種類がラインナップしているので、違う種類をオーダーしてシェアして楽しむのもおすすめです。ピザの具やサラダ、前菜などに使われている信州の野菜のおいしさも味わってくださいね。
ドーナツは、玄米と豆乳を使ったサクサクもっちりの生地。卵や乳製品、白砂糖は使わず、昔ながらのなたね油で揚げるなど、こだわりが詰まっています。シンプルなプレーンをはじめ、きなこやココナッツ、チョコレートなど11種類がそろい、イートインだけでなくテイクアウトも人気です。
時間がゆっくりと流れているように感じる郊外の古民家で、こだわりのピザとドーナツを味わうひととき。日常を離れてのんびりと過ごしたい休日に訪れたくなるお店です。松本を訪れたら、ぜひ足をのばしてみてくださいね。

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