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【iPhone・スマホカメラレッスン】京都らしい1枚を撮ろう第3回~ 京都市京セラ美術館・あじき路地・桝屋高尾編~

  • 2023年6月30日
  • ことりっぷ


簡単に習得できて、すぐに使えるiPhoneやスマホの撮影テクニックを写真教室「たのしいカメラ学校」主催の矢島直美さんが伝授。「フォトジェニックな京都の旅」第3回は、京都市左京区の岡崎公園にある京都市京セラ美術館と東山区にあるあじき路地、西陣の名門・桝屋高尾の工場見学へ。撮影におすすめなスポットも含めて、旅先で役立つテクニックをお届けします。
※写真はすべてiPhone 14 Proで撮影しています。ここではiPhone 14 Proの機能をご紹介しますが、同様の機能を搭載する機種もありますので、ご自身のスマホをチェックしてみてくださいね。
1933年開館した「京都市京セラ美術館」は、公立の美術館として日本で現存する最も古い建築。歴史ある建築と現代的なデザインが融合した施設として注目されています。展覧会やコレクションルームは有料ですが、なんと館内は無料で自由に見学可能。どの場所もおすすめですが、大階段上にある天井のステンドグラスはぜひ挑戦してほしいスポット。真下からカメラを構えるのは慣れていないと疲れますが…カメラの機能を使って頑張りましょう。
iPhone 14 Proの望遠レンズ3×で撮影。遠いところからの撮影には、望遠レンズが便利です。ステンドグラスの色彩豊かなグラデーションがくっきり。
建物はシンメトリーに設計されているものが多く、写真も左右対称に撮影すると、安定感のある構図で建物の美しさを表現することができます。グリッドを活用して中央を合わせ、水平垂直を整えます。
大階段をシンメトリーの構図で。調和がとれた画になりました。
東エントランスから日本庭園へ。画面左側は窓ガラスに右側の庭が映り込んだもの。面白い構図になりました。
人気のフォトスポットの螺旋階段。左右対称ではありませんが、軸が中心になるような構図で。手前の壁面を画面に収めないことで、螺旋が続くような印象に。
つづいて、京都市京セラ美術館から車で10分ちょっとのところにある「あじき路地」へ。築110年以上という昔ながらの町家長屋の風景が体験できます。
京都の若手作家たちの住居と工房を併せた職住一体型の借家は、京都らしい風情を感じられる穴場の撮影スポット。風景はアングルを少し変えるだけでも印象がグンと変わりますが、夕暮れや夜など時間帯を変えて訪れてみるのもおすすめ。また違った雰囲気で撮影を楽しめます。昼と夜に訪れて、撮り比べしました。
最後は、京都西陣の名門1930年創業の「桝屋高尾」の工場見学へ。
様々な色に染めた手紬真綿に箔を撚りつける独自の糸「ねん金糸」を用い、優美で上質な帯を手がける名店です。貴重な手織と機械織の工場見学や、「ねん金糸」を使用した織物体験も実施しています。歴史を伺ったり、職人さんたちの手仕事や手がけられた作品にうっとりしつつ、その伝統美をマクロ撮影で堪能しました。
3回にわたって、京都のおすすめスポットも含めて、旅先で役立つテクニックをお届けしました。第1回、第2回と合わせてお楽しみくださいね。

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