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京都で80年続くおばんざいの店が手掛けた、お粥の専門店「富小路粥店」で朝食を

  • 2022年6月22日
  • ことりっぷ


京都の観光エリアの中心地・河原町エリアに2022年1月、お粥の専門店「富小路粥店(とみのこうじかゆてん)」がオープン。界隈で働く人はもちろん、京都の観光客が一日のはじまりに利用できるように朝7時から営業しています。手掛けているのは、京都の三条で約80年の歴史がある「お料理めなみ」の三代目店主・勝田桜子さん。定番のお粥3種と月替わりのお粥1種のほか、「お料理めなみ」で提供しているおばんざいも味わえます。
阪急河原町駅と烏丸駅のちょうど中間、2駅をつなぐ地下道の12番出口から出ると徒歩2分の場所にある「富小路粥店」。店名になっている通り、四条通りから富小路を南に進んだ場所にあります。
「お料理めなみ」の三代目店主・勝田桜子さんが「東南アジアを旅していると、朝食に利用できるお粥の店が多く、京都にもそんなお店があるといいなと思って」とはじめたこのお店。定番はお粥そのものに味がついた中華風のお粥で、ほかに五穀米を使った日本のお粥もあります。
1階はひとりのときやサクッとごはんを済ませたいときに便利なカウンター席のみ。オープンキッチンなので、お粥が用意されている様子が見渡せます。2階は花柄の壁紙が印象的なポップな空間。テーブル席があり、カフェ感覚でくつろげます。
お粥は大容量を一気に作るのがおいしくつくるコツ。お店では1升以上をまとめて仕込み、時間をかけてコトコト煮込んでいます。お米の粒はきれいに保たれたまま、口の中ですっと溶けるやわらかさ。お腹がじんわりあたたまる心地よさを実感できます。
大定番の中華とり粥は、勝田さんが「私の好きなものを詰め込んだ」と話す人気メニュー。蒸し鶏、ちょっぴりスパイシーな煮玉子、揚げパン、ねぎ、カシューナッツがトッピングされています。
薬味は日替わり。この日は酢漬けの白ねぎ、あみえび、アサリを炊いたものです。
旬の食材や京野菜を使った月替わりのお粥も用意。初夏はわかめ入りのお粥に鯛のうす造り、梅肉、木の芽、五色あられ、三つ葉をのせた和テイスト。生わかめが入ったお粥が新鮮です。
母体となる「お料理めなみ」は夜のみの営業で、テイクアウトもしていませんが「もっと気軽に、めなみのおばんざいを味わってほしい」と、こちらでも提供するように。常時10種ほどあり、冷菜各110円、温菜各220円なので、お粥とセットでいただきましょう。
お粥、おばんざいともにテイクアウトOK。お粥のテイクアウトはサイズが選べ小380円~、中540円~。おばんざいをあれこれ食べたいときは、お粥を小サイズにしてもいいですね。
おばんざいのうち、大根もちやダンピン(台湾風おかずクレープ)は、「富小路粥店」限定の一品。茹でた大根にベーコンと干しエビを合わせ揚げ焼きにした大根もちは、表面がカリカリで、中がもっちり。具材の配合が絶妙で、干しエビの香ばしさが際立ちます。
こちらのダンピンは、小麦粉のモチモチした生地で玉子、ベーコン、ねぎをサンド。少し甘めのタレでいただきます。
素泊まりできる手ごろなホテルが増えている京都で、朝ごはんの需要は増えているそう。喫茶店のモーニングも素敵ですが、和の朝食がいただけるお店は貴重。消化がいいお粥は食べ歩きやランチに響かないのも魅力です。平日7:00~10:00はイートイン限定で、中華とり粥、小皿1品、ほうじ茶付きで550円というお得なモーニングセットも。
京都旅行の朝ごはんに、じんわりおいしいお粥はいかがですか?

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