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レトロな囲炉裏のそばでゆったりティータイム♪ 時間を忘れさせてくれる築200年の古民家カフェ「鍵屋」

  • 2021年7月19日
  • ことりっぷ


山梨県西部にそびえる南アルプスの麓。山深い南巨摩郡早川町をひたすら北上した高台に、築200年の古民家をリノベーションした隠れ家カフェ「鍵屋」はあります。玄関を上がると古い囲炉裏があり、ノスタルジックな空間がお出迎え。まるで民話の世界にワープしたかのような雰囲気の中で、愛情が詰まったメニューを心ゆくまで楽しめます。
山梨県の甲府市から約2時間。中央自動車道「下部温泉早川IC」から、早川沿いに街道を奥へ奥へと進めば、秘境の地・奈良田集落が現れます。農鳥岳の登山口にもなっている奈良田の一番高い場所にあるのが、古民家カフェ「鍵屋」です。
むき出しになった梁や柱は当時のまま。重厚感の中にも郷愁が漂う店内は、初めてでもほっと落ち着きます。
席はテーブル席の他に、昔話に出てきそうな囲炉裏の席も。座ってみると、懐かしくて温かくて。自然と会話が弾む、ほっこり癒やされる空間です。
店主の小森由美子さんは、東京でフリーカメラマンとして活躍していたという、異色の経歴の持ち主。子どもたちと一緒に山村留学にきたのがキッカケで、早川に惹かれて、移住してきました。
お店のホームページで使っている写真は、小森さんが撮影したもの。とてもステキなので、ぜひホームページもチェックしてみてくださいね。
「鍵屋」は「市場には出回らない味を、おすそわけ」をコンセプトに、早川に暮らす人たちから新鮮でみずみずしい食材を直接仕入れています。早川にちなんだ安全な食材を使うだけでなく、タバスコも手作りするなど、丁寧で安心。お店のこだわりは、料理にもしっかり息づいています。
お食事系で人気の「早川ベーコンのピザ」には、早川でとれた野菜と自家製ベーコンをトッピング。香り豊かなベーコンが食欲をそそります。
また、早川で昔ながらの製法を受け継いで作る「白鳳味噌」を使用したパスタは、味噌が主張しすぎず、コクのある仕上がり。ホワイトソースとの相性も良く、和風カルボナーラのような味わいが楽しめます。
一番人気のメニューが、「えごまチーズケーキ 」。ふだんケーキに使用しない「えごま」がたっぷり入っているので、チーズ好きなら「どんな味だろう?」とワクワクしてしまうはず。口に含むと、濃厚なチーズケーキにプチプチした「えごま」の食感が楽しい♪ここにしかない味と食感に思わず感動です!
そして、チーズケーキに合わせるなら、ドリンクは有機肥料で大切に育てられた早川産の和紅茶がおすすめ。クセのない爽やかな味で、チーズケーキとの相性もばっちりです。
旅の思い出に、奈良田で愛され続ける民芸品をお土産にしてはいかがでしょうか。「鍵屋」では、旧正月行事の一つとして、はじめて正月を迎える女児の幸せを願い送られる「おぼこ」人形を販売しています。この民芸品は、山梨県文化財にも認定された希少価値の高い民芸品。お土産にもぴったりですよ。
カフェのすぐ近くには、1300年前に女帝・孝謙天皇が住んでいたという「奈良王神社」や、天然かけ流しが自慢の温泉、700点近くの民具を展示している資料館などがあります。カフェと合わせて、1日ゆっくりと山里の雰囲気に癒やされてみてはいかがでしょうか。

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