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大阪・昭和町にある、ラテアートが楽しみな長屋カフェ「うさぎとぼく」

  • 2021年5月3日
  • ことりっぷ


大阪メトロ御堂筋線でなんば駅から10分の場所に、昭和町という街があります。長屋と呼ばれる昔ながらの集合住宅がたくさん残り、下町情緒にあふれています。そんな昭和町にあるのが長屋を改装したカフェ「うさぎとぼく」。ユニークな店名は、店主がうさぎ好きというシンプルな理由から。お客さんからのプレゼントでうさぎのアイテムが増え続けているため、いろんな表情のうさぎに出会えます。
1930(昭和5)年に建てられた長屋を改装。2011年10月で10周年を迎える、自家焙煎コーヒーのカフェです。店内でコーヒーやスイーツ、軽食を味わえるのはもちろん、焙煎したての豆の持ち帰りも可能。自家焙煎のお店はたくさんありますが、オーダー後に生の豆を目の前で焙煎してくれるお店はめずらしいですね。
店名を体現するように、店内のあちこちにうさぎの置物が並んでいますが、まわりをよく観察していると見つかる、そんな自然なたたずまい。常連さんからのプレゼントがほとんどだそうですが、どれもお店の雰囲気にしっくりなじんでいます。
うさぎアイテムのほかにも、店内には興味深いものを発見。こちらは改装前は洗濯屋さんだったそうで、店内には改装工事中に出てきた、琺瑯の看板や洗濯板が飾られています。昭和の時代、実際に使われていたものだからこそ、お店の昭和レトロな雰囲気が一層味わい深く感じます。
お客さんの半数がオーダーするというほど人気が高いのがホットのカフェラテ。ラテアートはうさぎと男の子の顔が並んでいるのが定番ですが、2名で来店すればそれぞれ別の柄にしてくれるそう。
ラテアートはリクエストもOK。誕生日などお祝いをしたいときは事前にお店に伝えておくと名前やメッセージを入れてもらえるので、友だちやパートナーにサプライズでお祝いができますよ。
フードメニューは、ごはんがうさぎの形をした、うさカレーセット(990円)やトースト(単品330円~)などがあります。シェアしやすいミニサイズの山食パンでつくるトーストは6種あり、店主のおすすめはグラタントースト。自家製のホワイトソースに、10日以上かけて手作りしたハムを組み合わせるなど、とても手の込んだもので、一度食べるとファンになる人が多いそう。
店主夫妻はもともとコーヒーが苦手。でもお店を開業する前に2人が働いていた障がい者施設に併設していた喫茶店で、焙煎したばかりの豆で入れたコーヒーを飲み、そのすっきりとした味わいに感動。コーヒーをブラックで飲めるようになったんだとか。
そこで焙煎したてのおいしさを知ってもらいたいと、カフェ開業時に焙煎機を導入し、オーダーを受けてから豆を焙煎して販売するように。もちろんカフェで出しているコーヒーメニューも自家焙煎の豆です。
「お客様それぞれで好きな味を見つけて欲しいから」と豆は約15種も用意しています。ラベルに豆の特徴が書いてあるので、好みの味を見つけてみては。
店主夫妻は障がい者施設で働いていた経験から「福祉施設と社会の橋渡しをしたい」という想いがあり、店で出している焼き菓子は施設の方々の手作りのものです。テイクアウトできるうさぎ型のビスケット(300円)や焼きドーナツ(250円)はどれも素朴な味わいで、コーヒーとの相性もばっちりです。
臨時休業になる日やテイクアウトだけになる日もあるため、来店前はお店のホームページのチェックをお忘れなく。

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