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フレンチの巨匠が手がける 四谷「Café mikuni's」でランチとケーキをカジュアルに

  • 2021年2月3日
  • ことりっぷ


「オテル・ドゥ・ミクニ」のシェフ、三國清三氏が長年温めてきたカフェ「Café mikuni’s(カフェ ミクニズ)」。趣のある日本家屋を改装した店内は、洗練された空間でありながら、敷居の高さを感じさせないリラックスした雰囲気です。旬の食材を使ったランチセットは本格フレンチをお手頃価格でいただけると大人気。1日数量限定の濃厚ガトーショコラや和栗を使用したモンブランなど、ここでしか食べられないオリジナルケーキは一口で虜になってしまう美味しさです。
JR・東京メトロ四谷駅から歩くこと7分。迎賓館にもほど近い落ち着いた街並みに「Café mikuni’s」はあります。住宅街の路地裏に、蔦が生い茂る一軒家が佇んでおり、都心にありながら郊外の隠れ家を訪れたかのような気分にさせてくれます。
2015年にオープンした「Café mikuni’s」は、シェフの三國氏が長年思いを温めてきたカフェ。何かのついでではなく美味しい料理を求めて足を運んでもらい、帰り道に料理の余韻に浸ってほしい、という思いでこの場所を選んだそうです。
引き戸を開けて店内に入ると、木のぬくもりを感じるあたたかい空間が広がっています。昭和初期に建てられた数寄屋造りの民家を改装した店内は、粛々とした和の趣を残しつつ気軽におしゃべりが楽しめるくつろいだ雰囲気。
風格のある松を設置した中庭に面して、シックなテーブルと椅子が並んでおり、プラントハンターの西畠清順氏が手がけた庭を眺めながらゆっくりと食事を楽しむことができます。中庭にはテラス席があるので、暖かい季節にはそちらで食事するのもいいですね。
こちらのランチでは三國氏が監修する本格フレンチをお手頃価格でいただけます。
人気メニュー“本日のお料理Plat du jour(1380円)”は、スープ・サラダ・メイン・パンのセット。仕入れた素材の旨みを存分に生かそうと、その都度レシピを考案するので、メインはその日限りの日替わりです。
メイン料理のひとつ「牛ほほ肉の赤ワイン煮」は、口に入れた瞬間、肉がじゅわりととろけ、肉の旨みと香りが口いっぱいに広がります。肉にたっぷりとかかったソースは、牛肉の茹で汁を煮詰めて作ったもの。旨みを濃縮した深みのある味が牛肉の香りを引き立たせ、たまらない美味しさです。
カフェではランチメニューだけでなくデザートも人気です。
中でもおすすめなのは「ラッケノワール・ガトーショコラ」。フランス、ヴァローナ社の高級チョコレートを贅沢に使用した1日24個限定のケーキです。チョコレートムースと軽い食感のスポンジ生地が層になっており、生チョコレートのように滑らかで濃厚。香り高いチョコレートが口の中でゆっくりととけていく時間は至福のひと時です。
つやつやと光り輝くグラサージュは漆塗りをイメージしているそうで、その美しさに目を奪われます。
ケーキの予約ができないので、オープン前に店前に行列ができ、整理券が配られることも。こちらがお目当てなら、早めにお店に行くことをおすすめします。
季節限定の「モンブラン」もこの時期におすすめの一品です。上にのっているのは大きな栗⁉ ではなく、実は、シャンティクリームをチョコレートで色付けしたもの。近くで見ても気づかないほど本物そっくりに作られており、パティシエの遊び心が感じられます。
側面のマロンクリームには、東京杉並産の大粒で味の良い栗を使用。砂糖が控えめで栗本来の甘さと香りを楽しめます。中に、ふんわり軽めのシャンティクリームと小さくカットした栗のコンポートが。さらに、底にはサクサクとしたアーモンド風味のメレンゲがあり、食感にアクセントが加わります。
フランスで長年親しまれているお菓子「サントノーレ」をアレンジした「サントノーレ・バナーヌ」は、バナナとキャラメルが香るオリジナルケーキ。キャラメルでソテーしたバナナがタルト生地に敷き詰められています。パッションフルーツの酸味がきいており、バナナの風味を残しつつあと味が爽やかでくせになる味です。
その上には、バナナクリームが入った飴がけのプチシューや、キャラメルシャンティクリームがたっぷりとトッピングされており、見た目以上に食べ応えがありますよ。
お店には常時15種類ほどのケーキがあり、値段は500円~600円代ほど。乙女心をくすぐる可愛らしいケーキたちはどれも魅力的で、すべて食べたくなってしまいます。テイクアウトもできるので、お腹がいっぱいの方は買って帰るのも良いですね。

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