静岡駅から徒歩10分ほど。かわいらしい卵型のキッチンカーが目を引く「ウフ」は、手作りキッシュと焼菓子の専門店。キッシュ発祥の地、フランスのアルザス・ロレーヌ地方まで食べに行ったオーナーが作るのは、厚さ5cmほどのふわふわ絶品キッシュです。日替わりの焼菓子や自家製レモネードも人気で、連日多くの常連さんが立ち寄ります。
静岡駅の北側。かつて旧東海道の宿場町として賑わいをみせた静岡市葵区人形町は、ここ数年、再開発が進み、注目を集めるエリア。そんな人形町の一角に、2020年10月、「ウフ」が移転オープンしました。
ころんとした卵型フォルムのキッチンカーが、こちらの店舗。近づいてみると、窓ガラスには白馬のオブジェ、キラキラ光る上開きの扉が目を引き、まるでメリーゴーランドのよう！道行く人が思わず足を止めてしまうほど、素敵な内装になっています。
オーナーの金子さんは、キッシュが大好き。ビストロやダイニングバーに勤めるかたわら、国内外を旅してさまざまなキッシュを食べ歩き、キッシュ専門店「ウフ」をオープンさせました。
常連さんが通ると、朝は「行ってらっしゃい」、夕方は「おかえりなさい」と笑顔で金子さんがあいさつ。そんな何気ないひとことや丁寧な接客も常連さんに愛される理由です。
開店と同時に、定番・季節ものと合わせて5種類ほどのキッシュがショーケースに並びます。厨房を完備しているキッチンカーの特性を活かし、「ウフ」のキッシュや焼菓子はすべてこの中で作られているんですよ。
フランス・ロレーヌ地方の定番でもあり、「ウフ」の人気ナンバーワンが「キッシュ・ロレーヌ」です。優しい味付けで、ごろごろ入った具材やベーコン、チーズなど素材そのもののおいしさを感じることができます。
パウンド型で作るケイクも、連日完売してしまうほど人気があります。店頭に並ぶのは5種類ほど。ベーキングパウダーは使用せず、厳選した国産バターと小麦粉、お砂糖だけで、しっとり自然なふくらみに仕上げています。
ケイクはラベンダーとオレンジピールを使用して焼き上げたものなど、実際に食べてみると、どれも香り豊か。個包装されているので、プチギフトにも喜ばれます。
キッシュや焼菓子の他に、スペシャリティコーヒーや自家製レモネードなどドリンクもテイクアウトで提供しています。特に店名のついた「ウフ・シトロン」は、リピーターの多い人気メニュー。苦味を取った輪切りのレモンはまるごと食べられるから、日頃の疲れを取り除いてくれそうです。
「ウフ」は季節の食材を使ったものなど、その時々で異なるメニューが楽しめるのも自慢。気になる方は、当日SNSでご確認を。週末は午前中に売切れてしまうほど人気なので、早めの来店がおすすめですよ。
