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手書きの楽しみ、再発見! vol.4~旅のジャーナリング~

  • 2020年8月24日
  • ことりっぷ


スマホや電子機器で簡単に文字のやりとりやお絵描きができる時代に、あえて「手書き」を楽しんでみませんか? 第4回は旅先でできるジャーナリングをご紹介します。
教えていただくのは、ワークショップやSNSで手書きの魅力を発信している文具店「カキモリ」の岡本さん。紙とペンを使って思い浮かんだことを自由に書き出す「ジャーナリング」は、心のモヤモヤを解消し気持ちをリセットしてくれるものなんだとか。
浅草線蔵前駅から徒歩3分。「カキモリ」は、オリジナルのオーダーノートをはじめこだわりのアイテムが揃う文房具専門店です。こちらのお店では「書くたのしさを伝えたい」との思いから、文房具を使った様々なワークショップを定期的に開催しています。現在はオンラインで受けられるワークショップにも力を入れているのだそう。そんなカキモリが伝える旅先でのジャーナリングとは一体どのようなものなのでしょう。
ジャーナリングとは頭に思い浮かんだことを紙とペンを使って自由に書き出す行為。無心になって書くことで自分自身と向き合い、気持ちの整理にもなるのだそう。
筋道を考えて書く日記とは違って脈絡がなくても大丈夫。なにも考えず、字を間違っても気にせずに、思ったことをそのまま文字で表すことが大切なんです。
モヤモヤした気持ちをリセットし、リラックスする効果があると言われるジャーナリング。紙に書き出すことによって「私はこんなことを考えていたのか」と、思ってもいなかった自分の内なる気持ちに気づくこともあるのだそう。
紙とペンさえあればいつでもどこでもできるジャーナリングですが、中でもやってみたいのが旅先です。旅先で書くからこそ、いつもと違った環境で自分の気持ちと向き合うことができるかもしれません。
旅先でのジャーナリングには、大きすぎないB6サイズのリングノートがおすすめです。リングノートなら片手でも広げやすく、表紙が硬めのものを選べば立ったままでも気楽に書くことができます。
旅先で出会った気になる風景、印象に残ったもの…感じるままに足を止めて、頭の中をそのまま書き出してみてくださいね。
筆記具は万年筆やローラーボールペンがおすすめ。引っ掛かりがなくさらさら書けるので、流れるように思ったことを書くのにぴったりなんです。
またインクの濃淡が出やすい万年筆は、書き手の気持ちの強弱を反映します。カキモリには万年筆用のカラフルなインクが多数揃っているので、試し書きして自分にぴったりの色を見つけてみてくださいね。
カキモリのスタッフさんが実際に作ったというジャーナリングノートを見せてもらいました。思いのままに言葉を書き綴るだけでなく、旅先でもらったパンフレットやチケットなどをノートいっぱいに貼っています。あまり凝ってコラージュしようとせずに、思いのままにペタペタ貼りつけてしまうのがポイントなのだそう。
レシートや紙コースターなど、思い出に持ち帰ってきた紙類をジャーナリングノートに一緒にまとめておくと後から思い返しやすくて楽しいですね。
旅の思い出も旅行記のようにしっかり書くとなると面倒ですが、ジャーナリングなら思いつくことをただ書くだけでいいのでハードルがぐっと下がるのだとか。デジタルでタイピングする機会が多い現代だからこそ、思いを紙に書くという行為が貴重な経験になるのかもしれません。お気に入りのノートとペンを持って旅先でジャーナリングしてみませんか?

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