キャンプの対象は「生身の人間」です。ですから、個々に違いがあるだけでなく、社会のさまざまな変化の影響を受けて日々変化していきます。 たとえば「子ども」という対象を考えてみても、いくつものキーワードが思い浮かびます。 さらに、これらのキーワードの持つ意味自体も時代によって変わります。たとえば「貧困」も、1950年代と1980年代、2010年代では、それぞれに意味はまったく違いますし、子どもが受ける影響の質も変わっています。
だから、学びが必要です。もちろんそれぞれに専門家がいるような内容を持つものですから、そのすべてを学ぶことはできません。できても、ごく基本的なことを網羅的に知るのが精一杯でしょう。そして、学べば学ぶほど危険にばかり目が向いて、次々に「あれもダメ」「これもダメ」ということが増え、「なにもしないのがいちばん安全」ということにもなりかねません。キャンプをするための学びですから、こうなってしまっては本末転倒です。
さて、せっせと“つながり先”を探すこととしましょう。 |